コードチェンジに対する解釈・etc

ギターを再開したのはある程度の年齢に達していたので、やるなら昔出来なかった・・・と言うか習うだけで終わってしまったジャズをやってみようかな~と思って3年程経ちました。

今ではジャズ・セッションのホスト役を千葉市内でやらせてもらって、そろそろ2年が経とうとしています。

ロック系から入った私がフュージョンの洗礼を受けてジャズを弾くに至って最も苦労したのは、コードチェンジに対してのポジショニングやフレージング等色々ありました。

ギターは楽器の特性上ポジション移動に苦労する楽器だと思います。
いきなりジャズから入るギタリストは10人中1人いればいいくらいの確率で、やはりロック系から入るギタリストが殆どだと思います。
ロックからギターに入ると最初に覚えるポジショニングは100%ペンタトニックのポジションだと思います。
ペンタはほぼ異動無く結構格好の付くフレーズが弾けるので、最初の内はとっつき易いのとチョーキングをする時に一番楽に出来るポジションなんですよね。

ところがギターってそれだけでは表現出来ない楽器な訳で、色々なスケールやら何やら覚え始めるとペンタのポジションだけでは対応出来なくなって来るんですよね。
私もそんなギタリストの一人でした。

一番ギタリストが陥り易い弱点は、たとえばC/Am/Dm7/G7なんて流れではAmのペンタポジション一発で乗り切れるんですが、ポップスで良くありがちな2小節目がA7に変化した場合C/A7/Dm7/G7になった時にAmペンタだけでは乗り切れない事が出て来ちゃいます。
2小節目がA7なのでC#の音が3度の音になるのでペンタ一発では乗り切れなくなってしまいます。
結構ここをAmのペンタ一発で乗り切ろうとするギタリストを数多く見て来ました。
ジャズでは当たり前の変化なんですが、ペンタ慣れしたギタリストは中々C#の音を出す癖が無くなちゃうんですよね・・・。

ブルースの12小節でも同じ事が言える訳で、やはりキーがAでもD7にコードが変った時にお構い無しにAのペンタで乗り切ろうとするのはチョット無理がありますよね。
ただそれも状況次第な訳で、フレーズの流れってものもありますからね。

コードチェンジに対応するのはどの楽器も苦労が多い筈です。
私は元々が横着な性格なのか、自分なりに色々なギタリストをコピーしたりギター以外の楽器の譜面やらを勝手に解釈して自分の弾き易いポジショニングを工夫して来ました。

単純なところで、Cのメジャースケールをどのポジションから始めてもその中には出発点の音こそ違え、7つのスケールが含まれている訳です。
そこを上手く利用する手は無いと考えました。
コードチェンジって基本的に私の考えでは転調をするって事が一番ギタリストには分かり易い解釈なんじゃないかと思いました。
ポジション移動もジャズを習い始めの頃は常に今キーが何なのか考えながら弾いていました。

邪道だとは思いますが、例えばテンポ200の曲で2拍ごとにコードが変る曲があった場合Ⅱ-Ⅴ-Ⅰの場合なら自分の持っているⅡ-Ⅴのフレーズを使って乗り切ったりも出来ますが、コルトレーンチェンジみたいな曲や“オールザシングス・・・”みたいな明らかな転調を意識したコード進行の場合は今のコードが何のキーに対してのコードなのかを考えて弾いています。

“酒バラ・・・”に代表されるトニックから他のキーのセブンスに行く、ジャズでは代表的とも言える進行について行くには私は常にコードトーンを意識させるフレージングを弾くようにしています。
では、コードトーンを意識させるフレージングって何なのかって考えた場合基本は3度の音を意識して弾くようにしているのと、セブンスコードの場合セブンスの音は勿論ですがコードトーンの半音上と半音下からコードトーンに持って行くのも良く使う手です。

ジャズギターで最も使われると思われるコードトーンを挟むフレーズも結構使えるんですよね。
Cmaj7のコードの時、D→B→C→A→F#→G→F→D→Eなんてのは明らかにコードトーンを感じさせるフレーズになります。
こんな時もCのイオニアンさえスムーズに弾ければ楽に弾けるフレーズなんですよね。

ジョーパスやカールトンが良く使う手で、コードはFmの時にA♭のコード分解をモロに弾くってのも実はFm=A♭majって流れで弾いていると思うんですよね。
カールトンは特にこのパターンが好きですね。ブルースでもペンタの代わりに代理のメジャーコードを当てはめて、完璧にコード分解のフレーズを良く使っています。
ギタリスト的にはとても弾き易いフレーズなので私も良く使わせてもらっています。(カールトンの場合チョーキングとの絡みが絶妙なのでそこが彼の真骨頂とも言えます)

ある意味転調さえ乗り切れば出発点こそ違えCメジャースケールを移動させて弾けばギタリストにとっては楽に乗り切れるんだと考えました。(あくまでも邪道な考えです)

例外的に乗り切れない・・・と言うか弾き手の解釈もあるでしょうが、7thコードの場合多様なスケールが使えるのでこれだけは身に付けておかないと対応しきれないと感じます。
ディミニッシュやコンディミやオルタードやホールトーンやらクロマチックやら・・・個人の解釈で大幅に違って来ますからね・・・。

基本的には私が考えるにはどんなコードチェンジがあっても、基本はフレーズ有りきだと思います。
まず弾きたいフレーズや弾いたフレーズが格好悪ければ何の意味も無いと思います。
どんなプレーヤーの素晴らしい演奏も、フレーズの良さがあっての事だと私は思います。
それプラス、リズムがはまっていれば少々コードから外れた感じでも音楽的には不足は無いと思います。ある意味究極とも言えるアウトフレーズに関しては別の機会に書こうと思います。

良く有りがちなパターンで、コードチェンジに捉われ過ぎるのもかえって逆効果って事だと思います。
理論ばかりに捉われると陥り易い事だと思います。
パット・マルティーノみたいに自分なりの解釈でスケールを設定して弾き切るのもフレーズの良さがあっての話しだと思います。(彼くらい研究して弾ければ最高なんですが)

結局のところコードチェンジに対応する・・・と言うか乗り切るには自分なりに研究する事も大事ですが、あえて失敗を恐れず回数を重ねる事とそれに伴って音楽的な耳を養うって事が凄く大切なんだと思います。
残念ながら私は本格的なジャズギター弾きでは無いと思います・・・が、今からでも努力して日々ギターに携わって行こうと思っています。

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コメント

勉強になります

はじめまして、Yoshiと申します。ここのところ訪問させていただいております。私も30年以上ギターを抱えておりますが、ペンタを脱出しておりません。でもいつかはカールトンの様なソロが1/10でもいいのでとりたいと思いこの歳(40後半)になってスクールに入門致しました。今回お題の「コードチェンジに対する解釈」ですが、ここのところ勉強してきた事もあり限りなくうっすらですが理解しかけております。分からなかった箇所の謎はこれから解き明かそうと思っております。
何かいっそうやる気が出てきました...感謝。

yoshiさん。

いつも見て頂いてありがとうです。

今回はチョット自分なりの強引な解釈を書いてしまって・・・。
それにコメントを頂きありがとうございます。

音楽って色々な理論や決まり事や制約が付いて回りますが、私が思うにはギタリストって表現力・・・と言えばそれまでなんですがリズム感やフレーズや出す音色で理論を超越出来る事は過去のギタリストが証明しています。

自分の弾きたいフレーズをどんなコードチェンジにマッチするか研究するのも一つの手だと思いますし、好きなギタリストの音使いをコピーしてみて“このコードでこんなアプローチをしているんだ・・・”みたいな事って実戦ではすぐに役立ちますよ。

これからも色々書いて行くつもりですので宜しくお願いします。

はじめまして

40歳手前の(ド素人)アマチュアギタリストです。
面白くかつためになる内容のブログなので、いつも拝見しております。

私はこれまで、特にフュージョン系のコピーをするときは、いつもメジャースケールに置き換えてアドリブしてました。
キーの違うコードだったら転調、あとは手癖や耳でフレーズを作るという感じで。
私は理論に明るくないので、これって正しい解釈ではないのだろうな、と一人思っていたのですが、この記事を読んで、ちょっとビックリというか、共感したので、思わずコメントしました。

とはいえ、このままではイカンと思い、最近ジャズの教則DVDなどで、
ツーファイブのフレーズや、ハーモニックマイナー、オルタードなども勉強しはじめています。(少しづつですが)

乱筆乱文ですみません。なかなか自己紹介できるスペースがなくて、全てをお伝えしきれず残念ですが、またコメントさせていただきます。

ikeさん。

コメントありがとうございます。

ikeさんの解釈は正解だと思います。私も同じアプローチで弾いていますよ。
又ツーファイブの解釈は色々なパターンがありますから、私の場合色々なギタリストのコピーをして自分に合う・・・と言うか気に入ったフレーズを自分なりに変形させたりして消化しています。
とは言え中々手癖っぽくなっちゃう事もしばしばなので、もっと勉強しなければ・・・と思います。

>ツーファイブのフレーズや、ハーモニックマイナー、オルタードなども勉強しはじめています。

とてもいい事だと思いますし、これからも続けて行ってほしい欲しいと思います。
私も負けずに頑張って行きます。

是非今度自己紹介をお願いします。
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kamiyo.m

Author:kamiyo.m
千葉県千葉市在住

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