過去のライブ体験・紫編

私が高校に入学して、一番最初にしたことは楽器をやっている同級生を探すことでした。
私の行った高校は都内の付属校で男子校でした、1学年に2クラスしかなく全校あわせても6クラスしか無い少人数の珍しい高校でした。
現在は共学校になってしまっている様で個人的には少し残念な感もありますが・・・。

当時の私立高校にしては稀な髪型自由な学校で(私の通える範囲では他に存在しませんでした)当然、ロック少年だった私はピンポイントでその学校に的を絞ったわけです。
願書を提出しに行った時に在校生達が考えられないロングヘアーで校内をウロついているのを見て、ここしかない!と決めたくらいです。

中学の時の家庭教師の先生が慶大生で“ライト・ミュージック”でベースを弾いていた方でした。
勉強以外の音楽について色々教わった事が昨日の事の様に思い出されます(苦笑)。

先生は勿論ギターも当時の私よりはるかに上手くて、ビブラートやチョーキングなんかも教えてもらっていました。
一時間だけ勉強して後一時間ギターを教えて貰った事もあります。
私の最初の音楽の先生だった様な感じです。
先生に「音楽やりたいならここと、ここの大学がいいよ」なんて教えて貰ってそこの付属を狙ったわけです。

そんなこんなで見事高校に入って何人か楽器をやっている連中を見つけて、学校帰りに遊んでいた訳です(当然、全員帰宅部でした)。

そんな時、高1の夏休み前に日比谷の野音で“紫”の都内で初のワンマンライブがあったんですよ。
同級生何人かと行った訳です。

当時の日本の音楽シーンは地方から続々といいバンドが名乗りを挙げていた時期で、金沢から“めんたんぴん”名古屋から“センチメンタル・シティ・ロマンス”九州から“サン・ハウス”関西から“ソーバッド・レビュー”とか“サウス・トゥ・サウス”沖縄から“紫”と“コンディション・グリーン”とか・・・・他にも数多くのバンドが地方から続々と東京に進出していました。

“紫”は名前からも分かる通り、パープルを強く意識したバンドでした。海外でもパープルの弟分的な“ナザレス”なんてバンドが居た位でした。
ナザレスは結構好きなバンドでしたが、全く売れなかったのが残念です。

私達高校1年生軍団は入場料(1000円以下だったと記憶しています)を払ってから、ナント席にはつかずステージサイドの楽屋に直行すると云う暴挙に出ました!

最初はサインでも・・・と思って行ったんですが、当時はまだまだ大らかな時代と云うかコンサートも手作り状態だったのか出番前の紫のメンバーの楽屋に見事に潜入してしまいました。
出番前にも関わらずメンバーの人もナント我々の質問に丁寧に答えて貰った事がとても印象深い思い出です。

スティックでバチバチ手を動かしているドラマーの宮永さんに私が「今日はパープルのバーンやるんですか?」と聞くと気さくに「1発目にやるよ、楽しみしててね」とかギターの方(お名前は忘れました・・・すいません)がバリバリに黒にローズネックのストラトを弾いているのに「弦は何ですか?」なんて聞いたりして、都内のガキは何て生意気なんだと思われた事でしょう。

リーダーのジョージ紫さんは椅子に座って腕組みをされていて、子供心にも話掛けられないオ-ラが出ていてお話し出来ませんでした。
1年後位に終電間際の東横線の渋谷駅で見つけた時は物凄く気さくにお話しして頂きました。

そんな感じで本番直前まで楽屋にいた我々は更なる暴挙に出ました・・・!
ナント、ステージ横でライブを観戦してしまったんです。誰にも注意されず最後まで見届けました。

ライブはよかったでした。とにかく沖縄で評判のハードロックバンドです、演奏は完璧でした。
音のデカさもハンパではなかったです。
ステージサイドで聴いたマーシャルの爆音は今でも記憶に残っています。

オープニングの“バーン”も私も当時かなり弾ける自信があったんですが(子供でしたね・・・)脱帽でした。
ライブはオープニングから盛り上がりっぱなしで紫の評判通りの素晴らしい出来でした。

一番印象に残っている曲はユーライア・ヒープの名曲“ジュライ・モーニング”です。
紫がパープル以外のバンドのカーバーをやったのは、この時のライブではこの曲だけでした。

名盤“対自核”に入っているバラードの名曲で私も持っていたレコードでしたので、感動物でした。
You Tubeでかなり最近のバージョンも聴きましたが、素晴らしいです。

ロックバンドのバラードには数々の名曲がありますが、“ジュライ・モーニング”は私的には世間の評価が少しばかり低いと思います。
曲中のギターソロなんかは中々の出来ですし構成も凝っていて、今聴いても素晴らしい曲です。
個人的には天国への階段・・・よりは好きかもしれません(歌の出だしがソックリなのが頂けませんが・・・)。

当時のロックコンサートは周りの人達が皆大人に見えて、自分達も少しでも大人に見せようとしてたオコチャマだった訳で紫の皆さんにはとてもご迷惑だったと今考えると申し訳ない感じです。

そんな訳で、ずうずうしい高校1年生の時代の微笑ましい(?)ライブ体験と云う事で・・・・。



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コメント

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No title

初めてコメントさせていただきます。
お好きなジャンルと年代の近さ、
それと文章から感じるお人柄に惹かれました。
私は幸か不幸かプロにならずに細々と弾き続けていますが、現場でのお話しや、20世紀の音楽シーンの事など、とても興味深く拝見させて頂きました。
最近、仲間を募り、フュージョンバンドを結成したのですが、L5さんのバンドメンバーを発憤させるテクニックなぞも是非、伺ってみたく思います。
これからも、楽しみに拝見させた頂きます。

コケモンさん。

コメントありがとうございます。
今までの自分の経験とか、やって来た事・・・思い出しながら書いています。これからもヨロシクお願いします。

お仲間でのフュージョンバンド羨ましいです。私もフュージョンばんどはやった経験が無いので尚更です。
バンドメンバーの発奮・・・選曲だと思います。同じバンドのメンバーでも好きな曲・やりたい曲は微妙に違いますからね。
オリジナルをやったり、バンドなりにアレンジ変えたりするのも好いかとおもいます。
同年代として頑張って欲しいと思います!!

ありがとうございます

メンバーがみなジャズ屋さんなので、細かい仕掛けやテーマの作り込みに気が入らず、ご相談した次第。
なるほど、まずはそれぞれの一押しを育んであげるようにしてみます。
キーボードとの和音の合わせ方もL5さんのお話しがとても参考になりました。
また時々お邪魔させていただきます。

コケモンさん。

ジャズ系の方は、私の経験からもキメや作りこみを敬遠する傾向にありますよね。
その場の空気を大事にするにはいいんでしょうが・・・。

私は作り込んだサウンド派でして、スタンダードなんか演奏する時にもテーマやイントロを指定するタイプです。意外にいい感じですよ。

バンド形態でやるのでしたら、少しひねりを加えるのがいいと思います。
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