過去のライブ体験・ラリー・カールトン編。

ラリー・カールトンは、はっきり言って好きなギタリストを挙げろと言われれば5本の指に入る存在です。
カールトンのライブは多分一番多く観て来たと思います。最近はすっかりご無沙汰していますが、間違いなく一番観て来たギタリストです。

数ある彼のライブの中でも最大の衝撃は、五輪真弓のバックで来日した初来日の時にお忍びに近い形でオープンしたての六本木ピットインでの単独ライブでした。ギターも輸送の関係で日本でレンタルしたと思われるブラウンの335とヤマハのセミアコを使っていました。
(自慢じゃないですが私のと全く同じタイプの335でした、後日カールトン使用ギターとして売りに出ていました)

今では彼の代表曲ルーム335もこの時のライブではサマー・サンと紹介されていました。(のちにFMで放送した時も同じでしたので、間違えないです)
17歳の私には理解を超えたギターを目の当たりにして、ショックで口が聞けなかったのは今でもハッキリ覚えています。

次に観たのは何年か後の単独で来日公演をした時で、渋谷公会堂で2日連続で演ったのを2日共観に行きました。
この時は既にカールトンブーム真っ只中で、客席では望遠鏡で観ている観客もいる始末でチョット演奏を聴く事に集中出来なかったです。

その後何度か観ましたが、一番良かったのは“ブルー・ノート”で観たカールトンでした。
ライブハウスで観るのはやはり彼のいい部分を真近で感じる事が出来るので、本当にいいライブでした。
そのライブは何故かビンテージのストラトで押し通していましたが、さすが彼の手にかかるとストラトも充分にカールトンサウンドがしていました。
ダンプルのアンプで弾いているのを観たのもその時が最初でした。

一時のカールトンはちょっとサウンド的に好みから外れてしまった時期があって、私個人としてはエフェクトが掛かり過ぎの感がありました。
チョット過剰にディレイを掛けたり、歪みが妙にキツイ時期がありました。

初期の頃、クルセイダースで演っていた頃のサウンドを今聴くと本当にいい音がしています。
クルセイダースの“スパイラル”のギターソロは衝撃でした。
コードチェンジに対して見事にコントロールされたフレーズは、今弾いても素晴らしいアプローチだと思います。

カールトンは元々セッションギタリストでしたので、数多くの名演をあちらこちらで残しています。確かにソロよりもセッションでのギターの方が良かったりもしました。

私がカールトンのセッションで最も好きなのはドナルド・フェイゲンの“ナイト・フライ”のラストの曲です。

TheNightfly.jpg

この曲ではソロはとっていませんが、シャッフルでのバッキングワークが前面に押し出されていてボーカルのバックでこれ以上ないセンスで抜群のバッキングをしています。
時期的にも音の感じからも、EMGの付いたバレイ・アーツを使っていたと思われますが、抜群の音色で弾いています。何度聴いても鳥肌もんです。

ロスを離れてからの彼のギターサウンドは、本当に“円熟”した音で初期の頃よりも今の私には心地よく感じます。

“サファイア・ブルー”のジャケットを良く見ると、ピックの持ち方が昔と変っている事に気が付いてビックリしました。真似した訳では無いのですが偶然にも今の私も同じ持ち方です。
それぞれのミュージシャンも年代によって出す音が変化して行くのが面白いですよね。

カールトンのギターは、完コピした曲も数多くありますし、所々美味しい所だけコピーしたのは数限りなくあります。
ギタリストの個性が一番出てしまうチョーキングなんかは、彼のを頂戴した部分が多いと思います。

彼のギターは、ポジショニングまで正確にコピーしないとフレーズ自体のニュアンスが大分変ってしまうので、結構苦労しました。
弦のゲージが細かった時期があったのか、アンプのチューニングのせいか、3弦と4弦・1弦と2弦の区別が付き難い箇所が結構あって苦労しました。
(ポジショニングは間違ってコピーするとクラプトンのクロスロードのイントロ状態になってしまいますからね、全くニュアンスが変ってしまいます)

コードに対してのアプローチもコピーしてみて、なるほど!と思わせる所が随所にあって随分と役に立ちました。
ルーム335の頃は、あるコードに対して別のコードのトライアードでコード分解したフレーズを弾いていました。これは随分と勉強になりました。
最近のをコピーしてみると、意外とブルージーなフレーズはジョー・パスが使っていたフレーズを上手く取り入れていたり、チョット意外な感じでケニー・バレル風なフレーズもあったりして、彼も随分研究していた跡が伺えて嬉しくなってしまいます。

そんなこんなで去年の東京ジャズで観れなかったので、今年は十数年振りに彼のライブを観にいく事にしました。
どんなギターを聴かせてくれるか今から心待ちにしています。

好きだった昔の人に会いに行く感覚に近いです。

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コメント

1977カールトン来日メンバー

はじめまして。ブログ読ませていただきました。その時のライブテープを持っているのですが、もしメンバーがお分かりになれば教えていただけませんか?ちなみに私も千葉市の住人です^^。

yoshiro higurashi さん。

コメントありがとうございます。

私が記憶しているのは、bassマイク・ポーカロ drumジョン・ファラーロ keyは記憶が曖昧ですが前後関係から言ってグレッグ・マチソンだと思います。
昔からドラムはジェフ・ポーカロだと噂されていますが、違うと思います。見た時はカールトンのギターしか聴こえてこない状態で、ポーカロのベースをしっかり聴いておけばよかったと後悔しています。

テープをお持ちだとの事ですが、直接撮った音だとしたら貴重だと思います。FMで放送されたバージョンは結構持っている方が多いので。

タイトル

ご回答ありがとうございます。
私も調べてもましたが、ドラムはどうやら
Willie Ornelas ウィリーオルネラスという
カントリーサイドの人のようです。
五輪真弓のライブテープを持ってる方が
メンバー紹介から聞き取ったモノを確かめました。

http://www.artistdirect.com/artist/willie-ornelas/475666

かえってお手数かけてスミマセン。
今後ともよろしくお願い致します。

yoshiro higurashi さん。

あまりお役に立てずにすいません。
私の方こそ貴重なデータが分かりました。ありがとうございます。

また訪問して頂ければ・・と思います。

タイトル

初めて訪問させていただきました。五輪真弓のゲームで、ラリーカールトンがソロをとっていたんじゃないかと思い出し、検索していたらたどり着きました。
読ませていただいて、昔の記憶が蘇りました。貴殿が書かれている通り、FM東京でルーム335を”サマーサン”と紹介していました。実はこれがラリーの曲を聴いた最初でして、当時は浪人しており、安物のラジカセでFMチェックしていたのですが、その曲、音に度肝を抜かれました。当時カセット録音し大事に聞いていたのですが、いつのまにかどこかにいってしまい、今でも悔やんでいます。小生は、そのFMのピットインライブのソロは、アルバムのソロより数倍かっこ良かったと、今でも思っています。(勿論アルバムも今でも大好きですけど)
同じ気持ちの方のブログを読み、つい書いてしまいました。

nagayamaさん。

コメント頂きありがとうございます。


私もカセットに録音して何度も聴いていました。
ソロの件ですが、私も導入部のフレーズはその先に世にる“Room335”より格段にいいと思います。

A→A(オクターブ上)→A→A(オクターブ上)→A・・・と簡単な音使いですがカールトンらしさは満点でしたね。

最近は更新出来ずのブログですが、コメントを頂く事は本当にありがたい気持ちです。
近々更新しようと考えております。

お久しぶりです

FMの「サマーサン」で、衝撃を受けた人は、
あの頃の音楽ファンに、かなり多かったのですね。

自分がブログを始めたころ、「サマーサン」の検索で、
Lea Paul L-5さんのブログを、訪問させていただき、
ご縁ができ、当時の思い出を語ったり、アドバイスを、
いただいたので、上の方のコメントに嬉しくなりました。

ブログの更新、お待ちしています。

ギターマジシャン さん。

コメントありがとうございます。
返信が遅れてしまいすいません。

長い事、更新出来ずにいましたが夏の内には更新します。

不精な私のブログですがこれからもよろしくお願いします。

はじめまして!

僕もカールトン大好き人間です。
五輪真弓のバックで初来日した話、
サマーサンの話、初耳で楽しかったです。
1973年ですかね?
僕はその4年後にギター・クリニックで、
カールトンと一緒に演奏した果報者です。

また遊びに来ます!

れのさらさん。

コメントを頂いてありがとうございます。

カールトンはいいですよね。
あの時代の音の代名詞みたいな存在でしょうか・・。

クリニックはPIT・INN でやったのですか?
YAMAHAのクリニックもあったみたいですが、私はどちらも行けませんでした。
一緒に弾く機会があったのなら、YAMAHAのクリニックでしょうか?
羨ましいです。

是非、また来て頂ければと思います。

Summer Sun

初めまして、私も1977年、19歳の時にFM東京の番組のSummer Sunに衝撃を受けた一人です。実はつい先程、家で長年探していた当時のカセットテープ(エアチェック)が出てきて狂喜しているところです。CDにして大切に保存しよいうと思っています。ナイトクロ-ラーでのマイクのBソロも中々渋いですよね。

Re: Summer Sun

コメント頂きありがとうございます。
返信が遅れてしまってすいません。

当時は今の様なインターネットはもちろん無かった時代でしたし
音源も限られた物しかありませんでした。
ですからFMの放送をマメにチェックして、エアーチェクしていた時代でしたね。
不便ではありましたが、そのかわり音源を1音1音真剣に聞く事が出来たと思います。
フュージョンの流行がもたらした功績のいとつでしょう。

私は音源の保管が悪かったので、ほとんど手元にないのが残念です。

最近更新をしていませんが、また来て頂ければと思います。


はじめまして。
偶然ここに辿り着きました。

クルセダースはチェインリアクションよリアルタイムで聞いていました。ある時、ラリーが五輪真弓さんのバックで来日すると言う情報聞き付け、パルコ劇場へ見に行きました。ラリー達だけの演奏も3曲ほどやってくれました。そのギタープレイに感激した私は無理矢理楽屋に入り込み、カタコトの英語で会話…もちろんラリーにサインを頂きました(それも学生手帳に!)
もちろん、そんな馬鹿者は私独りでしたね…(^0^;)

恐らく日本で初演奏後の最初のサインだったのでは?(笑)

Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。

チェインリアクションよリアルタイムという事は、私より先輩に当たるお方だと思います。
中々この年令だと先輩方とのやり取りは、私生活ですら減る一方ですので、嬉しいですね。

私は南から来た十字軍は確実にリアルタイムでしたが、チェイン・リアクションは後付で聴いクチです。
ポップウェルとカールトンの加入でクルセイダーズのサウンドは大幅に変化しましたが、今聞いても
そのサウンドは古さすら感じません。

パルコ劇場のライブは、なんか頭の隅に残っていた感じがしますね。
言われてみるとそんな話があった事、記憶にあります。
その時のカールトンは確か自身の335を持って来てたと記憶しています。

当時のパルコ劇場は今のオーチャード・ホール以上に先端のホールでしたよね。
入り口か出口近辺の、ポスター屋さんには行きましたね。

雑誌 ”ビックリハウス” の編集部もその階ににあって、高校生の時投稿した記事を載せる際の
修正を求められて行ったなんか、ありました。

そのライブはジャンジャンでやったのだと、勘違いしていました。

コメント頂き気付きました。ありがとうございます。
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