アレンビックと私の付き合い。

アレンビック・・・スタンリー・クラークが使っていたベースで有名なメーカーです。
ギタリストで言えば、勿論渡辺香津美さんが使って一世を風靡したギターです。

初期のアレンビックはジャズフージョンの方よりも、グレイトフル・デッドが使っていて有名になったメーカーでした。

私も実は1年チョット所有していたんですよね。渡辺香津美さんの“ロンサムキャット”ってアルバムのギターの音が凄く心地よくて、一度弾いてみたいと思っていました。
当時、80年前後は新品の定価が80万くらいしたと記憶しています。
私が買ったのは、81年頃だったと思います。渡辺香津美さんと全く同じタイプの物でした。
新品同様の中古をほぼ定価の半額で手に入れる事が出来ました。
買ったお店は、これ又登場する渋谷の“パコ”でした。
このタイプでした。ボディーの色もほぼこの色でした。

ALEMBIC.jpg

最初にビックリしたのは、ハードケースの色でした。普通ハードケースって黒が殆どなんですがアレンビックはフェンダー型の長方形のケースなんですが、色が鮮やかなブルーでちょっと戸惑ってしまいました。(マーチンなんかもブルーのハードケースがありましたよね・・・)

次に驚いたのは、パワーサプライと呼ばれる箱を通さないとまともに音が出なかった事です。
乾電池でもなんとか音は出るんですが、良くて1時間くらいしか持ちませんでした。
そんな訳でギターからシールドを繋がず、キャノンアウトからパワーサプライに繋いでそこから通常のシールドでアンプに繋ぐわけです。
これがとても面倒な感じでした。普通にシールド1本でアンプに繋げれば楽なんですが・・・。

次に驚いたのが、ギターの仕上げの良さ!本当に驚きました。
フレット周りやネックの仕上げや細かいパーツの仕上げなんか、本当に手作りと言う感じで当時持っていたギターと比べると格段の違いでした。

肝心のギターの音の話しをします。
とにかくアクティブピックアップ独特の、どちらかと言うと機械的な音でした。
ギター自体のパワーがメチャメチャあって、ボリューム10にすると感覚的には他のギターの3倍くらいのパワーがありました。
通常のアンプで弾くにはせいぜい5くらいが限界で、10にすると簡単に歪んでしまいます。
トーンもやたらと効きが良くて、ほんのチョットつまみをいじると見事に音が変化してチョット使い難い感じもしました。

ただ、アレンビックでしか出せないクリーントーンは絶品でした。他のギターでは中々出ないユニークな音でした。好き嫌いがかなり分かれる音だった事は間違いありません。
意外と使いこなすのは大変ですが、ピンポイントで音を狙っていけばかなりいい音がしたんですよ。
スケール的にも、ギブソンよりちょっと短いスケールでやたらと弾き易かったギターである事は間違いありません。

残念な事に、仕事で使う事は無かったんですよね。1度だけサブギターとして持って行ったんですが、ケースから出す事はありませんでした。
仕事で使うには少し音に偏りがあり過ぎて、使いこなすまでに至りませんでした。
勿体無い買い物だと思いますが、ギタリストとしては一度は弾いてみたいと思っていたので当時は全くそんな感覚は無くて、とてもいい買い物だと思っていました。

家で弾くととても気持ち良かったギターだったので、自宅では結構弾いていました。
結局1年半後には下取りに出す事になってしまいました。下取り価格はとっても良かったのを覚えています。

今でもたまに見掛けると、もう一度弾いてみたい衝動にかられます。

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