ミュージシャン時代の生活・ライブ編

昔を懐かしんでばかりもいられくらい年をとってしまいましたが、80年代に私がメインでやっていたライブの仕事の状況を思い出しながら書く事にします。

ライブも色々な形があると思いますが、基本的には90%以上はホールでのライブでした。

職業柄ほぼ日本全国行った事の無い都道府県はありません。
どの地方にも有名なホールが存在する訳で、どこも当時は似通った作りでした。大きな地方都市(札幌・大阪・名古屋・博多etc)は数限りなく行った記憶があります。

個人的に一番好きなホールは、あくまでも独断と偏見ですが“京都会館”です。
理由は色々あるんですが、敷地内にある離れのような喫茶店の雰囲気が大好きで、本番前のどんなに時間が無い時でもお茶をしに行っていました。今でもあると嬉しいんですが・・・。

ライブの当日の事を何となく書く事にします。
余程の遠方や交通の便の悪い所以外は、当日の朝出発すれば本番に間に合うのでほぼ始発便の利用になります。
北海道・沖縄でも当日出発は当たり前の状況でした。

基本的に昼過ぎには目的地に到着して、ホールに直行が当たり前の感じでした。
着いてすぐに控え室に行くんですが、まずは一服する間もなくステージに行って楽器のセッティングをチェックしに行きます。
レギュラーで長くやっているライブなんかは、事前にPA屋さんにアンプやラックを預けてセッティングの段階まではやってもらっていました。
セッティングと言っても定位置にアンプなんかが置いてあるだけで、細かい事は自分でやるのが通常でした。慣れたライブでは結構キチンと電源やラックのセッティングまでお世話してくれるPA屋さんもいて感謝しています。
ドラム・キーボード関係も、行けばいい状態までになっていて我々としてはとてもやり易かったです。

セッティングチェックにはそんなに時間は掛けられませんが、リハが出来る状態にするのに30分もあれば充分な感じでした。

もうその時点でだいたい2時~3時近くになっているので、取り急ぎで休憩してリハに望みました。
リハと言ってもPAのバランスと照明の感じをチェックするのがメインなので、リハでやる曲って大体決まった曲でやっていました。
問題が無ければ小一時間もあればリハは終わりで本番まで少し休める感じです。(状況にもよりますが、1時間から長くて1時間半くらいでした)

問題があると開場ギリギリまでリハをする事もしばしばありました。
一番のトラブルは、レンタルしたキーボードが全くダメで直ぐに手配して近隣の楽器屋さんから至急で用意してもらった時は本当に困った覚えがあります。

本番前の時間の過ごし方は、各自それぞれ色々な過ごし方があります。

まず女性陣(コーラスやキーボードの方が殆どでした)はお色直しと衣装替えに忙しくしていた記憶があります。
男性陣も着替えは結構やっていました。ステージによってはメンバーは黒っぽい服装・・・なんて指定があった時もありました。80年代黒系の服が流行ったりしていましたからね。
稀ですが、出来たらスーツでなんて時もあったんですがギターが弾き難くてたまりませんでした。

後は軽く食事なんですが、大体は控え室に用意されているサンドイッチ類やお弁当で済ませていました。当然外に出る時間は 100% 無かったんですが、京都会館の時だけは喫茶店にお邪魔していました。

リハ前の段階で張替えられる弦は全て張り替えているので、あまり楽器を触っている事は無かったです。
指慣らし程度しかギターには触らなかったです。勿論チューニングもするんですが、控え室とステージではチューニングが変わってしまうので、アコギやフロイトローズの付いていないギターはステージに置きっぱなしが多かったです。

ステージ前って若い時から意外と度胸が良かったのか、緊張する事ってあまり無かったです。
ライブ前のリハの段階で相当弾き込んでいるので、本当に緊張って無かったですね。

最近のバンドのライブの映像や、海外のミュージシャンのライブの映像なんかを見ると、ステージに上がる直前にミュージシャン皆が集まって高校野球のように円陣を組んで掛け声を掛けるのをよく見かけますよね。
私がライブを始めた頃ってそういう事をやっている人っていなかったと思います。
私もそういう行動をするようになったライブって、85~86年くらいだったと思います。当時は何だか皆で頑張ろう・・・みたいな軽いノリでやっていたんですが、やっている本人はチョット違和感を覚えていました。
今の時代は何だかそれが当たり前のような感じらしいです。確かに気合は入るんでしょうけど・・・。

そんなこんなは別として、やはりステージは気合が入っているのか終わるともの凄く疲れました。
盛り上がったり、個人的に凄くテンションが上がったライブの後って少しばかり放心状態に近い感じでした。
逆にお仕事のノリみたいなライブもあったにはあったんですが、弾き始めるとどんなステージも同じ気持ちで弾いていました。

ライブが終わって飲み物を飲んで一服してから、ようやくステージの片付けにミュージシャンが行くんですが、ステージ上はすでに戦場と化していてPA・照明スタッフ入り乱れてのもの凄い状況になっています。あちこちで大声や人が入り乱れていて、ついさっきまでのステージの雰囲気は全くありません。
そんな中で我々も取り急ぎで楽器の撤収にてんやわんやでした。

そこで会場とはお別れして、当日に帰れる場合は速攻で駅や空港に向かうんですがあまりそういう時間にライブが終わる事は稀なので、一旦ホテルに向かいます。

基本的にホテルにチェックインしてゆっくりしている時間はあまり無かったと思います。
部屋に着いて荷物だけ置いてすぐにロビーに集合・・・ってのが多かったです。
当然打ち上げの為の集合です。打ち上げの始まる時間って世間的には決して褒められた時間に始まっていなかったと思います。ライブ後ですから仕方無いですよね。

地方に行くと大体その地方のプロモーターと言うか、我々は“呼び屋さん”と呼んでいましたがイベント会社みたいなのが絡んでいるので、その会社主催の打ち上げが殆どでした。

打ち上げはモチロン盛り上がるのは当たり前の世界でした。私はあまりお酒が強い方では無かったので、食べる方専門でした。

当日の始発に近い交通機関で地方に行って、リハをやりライブを1本こなして更に打ち上げ・・・若い時の体力だから出来たんでしょうがとても楽しかったです。

ミュージシャン同士打ち上げ後にホテルの部屋で皆で集まって、明け方近くまで音楽についての話で盛り上がったりした事は私の大切な想い出です。


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