弦(ストリングス)の話し。

所有していたギターについての話しはこれからも少しづつ書いていくとして、肝心な弦の話しを書こうかと思います。

ギタリストたる者、弦にこだわりを持つのは当然の事だと思います。
私もギターの弦に関しては、異常なまでにこだわってきました。

アマチュア時代はほぼ一環してエレクトリックに関しては、0.09ゲージを使っていました。ブランドも勿論こだわりは無く、楽器屋さんで安い弦をセレクトしていたと思います。(アコギに関しては常にライトゲージだったので、この日記では省略する事にします)

プロになっても暫くは、0.09ゲージの弦を使っていましたが、ピッキングや運指の関係上少々手ごたえが無くなって来た事や、チョット線の細い音が気になり出して0.10ゲージにトライしてみました。
0.09の弦ってチョーキングはし易いし、ビブラートもかけ易いし結構いいゲージだとは思うんですが、やはりセミアコなんかに0.09はチョット細過ぎる・・・と言うのが正直なところでした。

私の好きなラリー・カールトンは、俗に言うヘビーボトムと言うセットを使っていたと思います。
(と言われていますが、カールトンは結構ギターによって弦のゲージを変えていた様子です。初期に来日したライブではドットマーカーのビンテージの335、どう考えても0.10以上のゲージを使っていたとしか思えない音でした)
1~3弦が0.09のセット、4~6弦が0.10のセットでした。当然私も試していました。
このセットが結構流行って、メーカーでもこのセットで売り出したりしていました。(今もあると思います)

当時の私の感想では、0.10のセットだと1~3弦は丁度いいんだけど、4~6弦は特に5・6弦がブーミーになり過ぎてバッキングなんかしたり、低音のリフを刻んだりする時にチョット抵抗感がありました。逆に0.09のセットは低音はいいんだけど、1~3弦が頼りないというか線が細過ぎて特に録音なんかすると張りの無い音になってしまっていました。
結構目的の音に近いゲージの弦ってフェンダーから出ていたバレット(確かそんな名前の弦でボールエンドが弾丸の形していました)っていう弦でした。しかし、残念な事に音が良くなかったです。

色々試行錯誤しました。当然カールトンのヘビーボトムのセットも試して、最終的に私が辿り着いたセットはこんな感じでした。

まず、1~3弦が0.10で4~6弦が0.09の組み合わせでした。このゲージに辿り着くまでに結構時間がかかりました。
0.10のいい所と0.09のいい所の両方を組み合わせてみたんですよね。
正直このセットは大正解だったと思います。

23歳くらいからこのセットに辿り着いて、現役を辞めるまで全てのギターはこの組み合わせの弦を使っていました。全てとは言っても、最後の頃に使っていたスタインバーガーの時は専用弦だったので除外します。(スタインバーガーの話しは又別の日記で・・・)
このセットって基本的にメーカーからは出ていなくて、0.09と0.10のセット両方を買って1本のギターに使う訳で、半分は捨てていました。考えてみれば勿体無い事をしていました。

このセットのいい所は、ソロを弾いても張りのある音で、逆にカッティングなんかはキレのある低音で本当に使い勝手が良かったです。
ディストーション系のリフなんかもブーミーにならず、尚且つソロでは張りのある音がするのでチョット他の組み合わせでは弾けなくなってしまいました。
この組み合わせってストラト系には絶対にお薦め出来ます!

当時はやはり1本のギターでバッキングからソロまで全てをまかなわなくてはいけない状況でした。
1曲の中で、ソロはバリバリにディストーション&ディレイ、逆にバッキングはコーラスかけて16やコーラス&ディレイでアルペジオなんて時代でした。
録音した時点では、絶対に別々に録っている音を、ステージでは両方を同時に再現出来なければならない状況でした。
そんな時に私の考えた組み合わせのセットは、見事にその状況に対応出来たと思っています。

他のギタリストを見たり、話しを聞いたりしてもこんな組み合わせで弦を張っている人は見当たりませんでした。
ヘンテコな組み合わせだったとは思いますが、昔の音源を聴いてみても、やはりいい選択だったと思っています。

最終的に好きだったメーカーって“ディーン・マークレー”でした。ちょっと割高でしたが、張った瞬間の音が一番長続きしたと思います。
他のメーカーの弦は、全く使っていませんでした。したがって弦は常に箱単位で0.09と0.10を買っていました。
弦の交換も結構早めの交換をする方だったので、かなりの出費でした・・・。ライブの度に新品にしていましたし(ツアーで毎日演奏なんて時も毎回換えていました)、夏場は汗の関係で頻繁に張り替えていました。

プロを辞めて暫く(と言っても20年近く)経ってからギターを再び購入した私は、昔のセットを試そうと思いましたが、それはそれでその時代の想い出としてあえて使いませんでした。
今は“エリクサー”の0.11以外使っていません。

昔のように派手なエフェクトを掛ける事も無く、少し大人びたギターを弾く今日この頃です。

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コメント

No title

私は09~46をつかっておりました。
レスポールさんの余りの弦をもらえばよかったわけですね。

もったいない。

そうなんですよ・・・。

ディーン・マークレーのばら売りがあれば良かったんでが・・・。

一時はマジで余った弦を楽器屋さんに買い取って貰おうとしたんですよ。

参考になります

またまたカキコのドラマーですけど。最近昔いじったギターをまたやり出していたんですがたしかに009のゲージだとリズムカッティングの時高音域がいまいちパワー感・キレがない音と感じていました。弦のゲージを009と010に今度組み合わせて弾いてみます。ちなみにギターはエピフォンES-175ですけどどうでしょうね。ホントレスポールさんのブログは思いがけない収穫があります。どんどん持ちネタ公開してくださいまし。

パンチョーKoiwaさん

昔のセットはストラト系には抜群でした。カッティングとソロ両方に対応出来ました。

今お使いの175でしたら私が今お薦めの弦は“エリクサー”ですね。低音弦のシットリ感は175にはピッタリかと思います。

有り難うございます。

レスポール様、貴重なご助言有り難うございます。参考にさせていただきます。一つ教えてください。ジャズギターの独特のクリーンな甘い音色は一般的に業界のみなさんどうやって出しているんですか?たとえばJC-77アンプのトーンとかリバーブとかコーラスとか175だったらギターのつまみはどう調整して居るんでしょう。ついあこがれています。

参考までに・・・

私はジャズをやる場合、極秘のセッティングがあります。
とりあえず、JCならトレブル・ミドル・ベースはすべて5。(現役時代もこのセッティングでプリアンプで音を作っていました)
フェンダー系は同じかベースを少し削ります。フェンダー系の場合トレブル=0・ミドル=10・ベース=0・・・なんてのも驚くような音がします。(フルアコならこれがお薦めです)
これは意外と使えますよ。
リバーブはほんのチョットだけかける感じです。

肝心なのは、アンプのセッティングよりギター側のボリュームとトーンです。
ジャズを弾く場合に私はギターのボリュームは5~6以上は絶対に上げません。
ひどい時は、3くらいで弾く時もあります。当然ギター側のトーンもかなり絞っています、状況をみていじっています。(You Tubeで私が弾いている“ジャストフレンド”は借り物のアンプだったので、出だしのメロを弾いてトーンが効き過ぎていて、とっさにトーンを絞っているのがわかります)
トーンも良くて5~6ってところです。
ボリュームとトーンを全開にしちゃうとメロウな感じはしなくなってしまいます。
ボリュームを絞っても腰の無くならないピックアップが条件になってしまいますが

憧れのメロウなトーン

レスポール様最近いろいろ教えていただき有り難うございます。今度参考にしながら音出してみます。ますます4/13のライブでレスポール様のギターが目の前で聴けると思うとワクワクしてきました。楽しみです。後1週間以上も先なんですね待ち遠しいです。ところでミュージックチャージ投げ銭てはいかほどでしょうか?本番頑張ってください。
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