エフェクターボックスの話し

前回の日記でひょんな事でスタジオギタリストの松原正樹さんと面識を持った私は、当時松原さんが使っていたエフェクターボックスに目が釘付けになりました。

コンパクトエフェクター数10種類を一つのケースに収め、専用のフットスイッチでオン・オフするという当時のギタリストが憧れのエフェクターボックスでした。
外観は蓋を閉じてしまえばただのジュラルミンケースでした。
若かった私は最高に憧れました。

松原さん本人には聞けなかったので、松原さんの事務所の方に「どこで作ったんですか?」と聞いたところ、快く製作者の連絡先を教えてくれました。
スタジオ機材のリペアなんかを専門にやっている“EEW”という会社の人でした。
会社は横浜の上大岡にあり、私もなんとか頼みこんで製作を依頼したんです。

そこの会社で作った1号機が松原さんので、2号機が吉野藤丸さんで、3,4号機はとあるギタリストとベーシストに作ったとの事でした。
したがって私のが5号機になる訳です。(当時エフェクター大辞典という大袈裟な雑誌に完成直後の私のエフェクターボックスが掲載されたんですよ)

中身に何を入れるかは、手持ちのエフェクターを全部・・・と言う事でお願いしました。
また完全ステレオ仕様になるようにしてもらいました。

肝心の中身ですが、MXRのダイナコンプとフェイズ100とディストーションプラスとステレオコーラスとフランジャー、ボスのオーバードライブとCE-1、TCのフェイザー、ミュートロンⅢ、ヤマハのアナログディレイ、エレクトロハーモニックスのマイクロシンセ(簡単に言うとちょっとシンセっぽい音がするオクターバーみたいなものです、ただ上のオクターブも出るので中々使い勝手がありました)。

勿論全てのエフェクターはパッチベイで、好きな順番に繋ぐ事が出来ます。
コーラス2つとディレイをステレオで同時に出すのに、かなり苦労して作ってもらいました。(簡易ミキサーを付けアウトさせる方法でした)
又、ボリュームペダルとワウをフットスイッチに繋げられるようにも工夫して作ってもらいました。

制作費はそこそこでした。しかしです問題がありました。
手持ちのエフェクター全てを2週間預けなくてはならず、こちらのスケジュールを調整するのが大変でした。
やむなく仕事の時には、友人達のエフェクターを借りて歩いたのを覚えています。

このエフェクトボックスのお陰で、どこの現場に行ってもセッティングや片付けが異常に楽になった上、好きな時に好きなエフェクトをかけられる上、完全なバイパスになるので生音は全く問題無しでした。本当に重宝しました。
ほとんど故障する事も無く、製作者の方には本当にいい仕事をしてもらったと思っています。
ただチョットした難点は、少々大きくなり過ぎた事です。しかし、その後に使っていた8Uのラックに比べれば全然問題は無かったです。

しかしそれも時代の流れに押し流され、意外にも短命で終わってしまいました。

デジタル関係の音を求められるようになり、出番は激減しました。

現役引退後は実家の倉庫に眠っていましたが、今はどうなっているのやら・・・多分もう捨てられてしまっているかもしれません。。。

余談ですが、何かの雑誌で松原さんがそのエフェクトボックスを引っ張り出して又使っていたようです。すごく懐かしくて嬉しくなりました。

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