Ⅱm7-Ⅴ7 の落とし穴。

トニック・コードへの解決法の基本は、なにはなくてもⅡm7-Ⅴ7でしょう。
Key in C ならDm7-G7-C の流れです。この進行では何の問題もなくCへ解決出来る訳です。

ギタリストには、この当たり前の進行にも実践では落とし穴があります。
どこにあるのか、私の経験からひとつの例を書いてみます。

ギタリストはベーシストがいる編成ではベースがルートを弾くので、基本余りルートを強調したコードは、鳴らしません。
ポップス系では、特にそのへんは日常化していますからね。
しかもギタリストのバッキングでは1~4弦を中心としてコードを鳴らします。5弦や6弦でルートを鳴らすのはベースと確実に被るので、ほとんどしません。

ただどうしてもルートを外すポジションでコードを弾く時に、1点注意する点があります。
Ⅱm7-Ⅴ7 進行のⅡm7の時に7th 音は一番下へ持って来ないことです。

Key in C のDm7 の時、C音を一番下持って来ると、他のミュージシャンの耳にはDm7 ではなく、F として認識出来てしまうのです。
なのでコード進行的にはF-G7-C となって聞こえてしまうのです。
確かにDm7 とF はほとんど構成音が同じなので、ギタリストのポジショニングによってはF として聞こえてしまうのです。私もベースがルートに行くのだからと思って弾いていたら、指摘されました。

ジャズでは比較的問題はありませんが、それでもあまり良くありませんね。
ジャズの場合はベースがランニングしているので、どちらかと言えばギタリストは低音弦でルートを鳴らした方がよいかも知れません。

今回は”Ⅱm7-Ⅴ7 の時のⅡm7 で7th の音は一番下へ持って来ない”でした。
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

ヴォイシング

フュージョン系やニューミュージックのバッキングですと、1~3弦を主体にして、あまりルート音は意識せず、下手すれば、コード進行も気にせず、同じパターンでスライドしていたので、禁則の7th音が下というのをやっていたかもです。

ジャズの伴奏になると、渡辺香津美のジャズギターコードワークのように、基本は低音がルート音で、ドロップ1・ドロップ2の展開をさせて、テンションコードにしていたので、大丈夫だったかなあと。

いろいろ思い出して、楽しいです。

ギターマジシャンさん

コメントありがとうございます。

今回は完全に私の経験から、実践では落とし穴として体験した事です。
八神純子さんのバックバンドのキーボードの方と、あるアイドルのライブ録音があった時にご一緒したのですが
リハの休憩の時に譜面片手に私の所へ来て、コードを確認していました。
その時に指摘されて以来、私は気を付ける様にしたのです。
まだ、19才になったばかりの時で、暖かく指導を受けたことは、懐かしい思い出として大切にしています。

そのライブ盤は廃盤になっていると思い出しますが、当時レコード店で見つけて、自分の名前がクレジットされていた時は、素直に嬉しかったですね。