Winter Family Part 4

ロニー・モントローズはウインター・ファミリーにいた期間は、そんなに長くはありません。リック・デリンジャーと交代して、独自の路線を進んで作ったバンドが自らの名前をそのままバンド名にした "モントローズ" です。

MONTROSE01.jpg

私が最初に聴いたアルバムが "Paper Money" でした。直訳ですと"紙幣"ですが、おそらくスラングか何かの意味はあったんでしょう。
このアルバムも歴史的名盤だと断言出来ます。ウエストコーストの名プロデューサーのテッド・テンプルマンをもってしても1枚目のアルバムが予想外にセールスが伸びず、このアルバムに相当の力を入れた感じがします。その気合のアルバムのオープニングがこの曲 "Undergraund" です。



もうこの1曲が全てですね。
イントロから、これこそロックのドライブ感のお手本というノリでバンドも全開ですね。ギターのフェイズを掛けたリフは、何度トライしても未だに雰囲気が全然出ません。
この音とグルーブは私の中でのウエストコースト・ロックの音そのものです。同じテッド・テンプルマンがプロデュースしたドゥービーの曲もギターのリフが有名な曲が多いですが、ロックに少しファンキーな味付をした感じですが、モントローズのそれは100%ロック・バンドのリフです。
サビの歌メロの後ろで聞こえる、伸びやかなギターの音は正にレスポール・サウンドですね。その後ボストンのトム・シュルツのギターサウンドに受け継がれた音ですね。

モントローズは画像の通り、この時期はおそらく60年製か後期の59年製のレスポールのサンバーストでほとんどの曲を弾いています。特にこのアルバムは全編レスポールだけで弾いていると思います。
シングルコイル系の音は一度も聞こえませんね。とにかくこのレスポールの音が飛び抜けています。アンプはマーシャルだと思いますが、ウェストコーストならではの気候のせいか、相性がいいのか特別いい音していますね。もちろん腕が良いのが大きいんですが・・・。
私も経験有りますが、ロスでギターを選んでも日本に持ち帰ると『あれっ?』て感じは本当にありますね。アンプの電圧が違うにしても、全然鳴りが違います。

このアルバムでシングルカットされて、ヒットしたのがこの曲です。



"I Got The Fire" です。B'zの松本氏がソロアルバムでカバーでしていましたが、そんなに良い出来ではなかった記憶があります(1度しか聴いていないのですみません)。

余談ですが、今は残念な事に亡くなりになったセーラさんも本当に懐かしいですね。若い時に何度かお目にかかった経験がありますが、桁違いに美人の方でした。ご冥福をお祈りします。

曲の方は、ギターアレンジが完璧ですね。ACDに行く進行でルートは開放Aのままってのは、その後のフュージョンでもパクられる進行でしたね。
この曲のサミー・ヘイガーは若かった事もありますが、相当ロバート・プラントを意識していたでしょうね。何度もダブって見えてしまうのは私だけでしょうか?
確かにモントローズはバンド自体もツェッペリンをかなり想定して、音作りしていたのは随所で伺えます。
この曲のギターソロのアプローチは "Rock'nRoll" に似ていますし。アルバム2曲目のストーンズのカバーの "Connection" も冒頭のアコースティック・ギターとヴォーカルの絡みは、正にツェッペリンの雰囲気でした。

それでも、やはりウエストコースト・ロックなんですよね。からっとしたギターの歪・ドライブする歪んだベース・大きめのバスドラに低めのチューニングのドラム・そして何よりもシャウトするサミー・ヘイガーのヴォーカルでこそ、ウエストコーストって音なんですよね。

このアルバムはセールス的に成功したんですが、このアルバムで何故かテッド・テンプルマンもプロディースを降りてしまい、サミー・ヘイガーも簡単に脱退してしまいます。
その後、予定通りの感じでサミー・ヘイガーがテッド・テンプルマンのプロデュースしたバンドで一番勢いのあった時期の、ヴァン・ヘイレンへ加入した時に、脱退した理由が何となく理解出来ました。その後のヴァン・ヘイレンはNo.1バンドへ・・・。
当然、2人の抜けたモントローズの次回作は全然良くなくて、バンドは結局4枚のアルバムで解散してしまいましたが、今でも根強いファンがいる素晴らしいバンドです。
その後モントローズ本人はガンマを結成しますが全然売れませんでした、ウインター・ファミリーとも、共演はしていなかったと思います。



近年の映像ですが、エドガー・ウィンターが何だか恥ずかしそうにロニー・モントローズを紹介して、代わりにロニーが一生懸命にトークするあたり胸が熱くなりました。ミュージシャン同士の絆って本当に素晴らしと思います。エドガーの冒頭のセリフがそう思わせてくれました。
頑張ってエドガーがカウントを出したのに、アンプがオフだったのか、シールドが抜けていたのか音が出ないのはオマケです。。。

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コメント

ソロのインスト

バンドのモントローズは、ツェッペリンファンの友人が聴かせてくれましたが、
ツェッペリンのようであり、アメリカンハードロックのようであり、格好良いものの、
ベックのインスト路線に傾いていた自分は、テープにも録音しないままでした。

全曲インストのソロ作、「未来への天授」が出て、「非情の街」のギター譜が、
ヤングギターに載ったので、LPを買って、ベック路線だと感動しましたが、
ガンマは聴くにいたらず、CD時代に出たインスト第2弾は当然買った次第です。

「IGot Fire」は、もろにツェッペリンで、サミーの歌い方も似ていれば、
ロニーのギターも、まんまジミー・ペイジで、いつもこんな弾き方でしたっけ?

Re: ソロのインスト

何時もながらコメントありがとうございます。
モントローズは基本サミー・ヘイガーを中心にしたバンドのイメージですね。テッド・テンプルマンの意向がそうだったんだと思います。
なので、テンプルマンとサミー・ヘイガーはその後も、一緒に活動を共にしていたんですから。サミーがロバート・プラントを意識している以上、ツェッペリンのイメージで音作りをしていたんだと思います。
ギターマジシャンさんのコンテスト期待しています。
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Author:kamiyo.m
千葉県千葉市在住

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