My Love

"My Love"はポール・マッカートニーが作曲した中でも個人的にはトップ3に入る好きな曲です。
本当によく聴きました。
スティービー・ワンダーの”Sunshine"とこの曲は死の直前まで聴くと思いますし、そんな時には必ず聴きたいと思うほど好きな曲です。

"My Love"は中学生の時に最初に聴いた時から美しさに圧倒されてしまいました。
バラードの名曲は数多く存在しますが、曲のメロディーの持つ美しさはこの曲は相当なレベルでしょう。
カバーも結構されていますが、ジャズ系の黒人女性ボーカリストが結構カバーしているところからも、この曲のメロディーが歌唱力を持つシンガーをその気にさせるんでしょうね。

しかしポールのオリジナル・テイクがやはり一番いいですよね。



間奏のギターソロは諸説ありますが、ポール自身が弾いている事は間違えのない事実でしょう。
他の映像でのポールの弾くチョーキングの癖からみて、本人が弾いているとしか考えられません。
余談ですが、ビートルズの名曲”Something”のギターソロ部分も諸説在るようですが、こちらはソロの組立(フレーズを含めた構成)をポールが提案して、ジョージが弾いたと考えるのが私の考えですね。

”My Love”のギターソロははっきり言って弾きにくいです。簡単にコピーは出来ますが、ギタリスト的には弾きにくいポジショニングです。ニュアンスも出しにくいですし・・・。
曲と完全にシンクロしたギターソロって認識でずっと聴いて来た私が衝撃を受けたのが次の映像です。



ポールの近年のライブ映像です。ギタリストはラスティ・アンダーソンです。
彼は私の考えていたこの曲のギターソロを見事に打ち砕いてくれました。
ギターの音・フレージング・ニュアンス等々、全て完璧です。
オリジナルのフレーズを本当に上手くライブ向けのソロに、しかもオリジナルのフレーズを崩しすぎないセンスは凄いです。
私が昔一番苦労した部分ですから、本当に良く分かります。

L.Aでセッションマンとして活躍してはいますが、比較的ロックよりの歌モノに数多く参加していた様です。
ポールのバンドの歴代ギタリストの中では確実にナンバー・ワンでしょう。”Band on the run”でのプレイも鳥肌モンです。
映像等を見てもほとんどがギブソンのギターを使っています。またこれが曲のサウンドに見事にマッチングしたチョイスで、音に対しての拘りはハンパではないです。
この曲で335のリアマイクでクランチさせた音のチョイスは脱帽ですね。
ポールのバンドに入る時には相当なオーディションがあったに違いないでしょうが、その厳しいオーデションで選ばれた理由が分かる、素晴らしいギタリストですね。

ベースのブライアン・レイ も器用なミュージシャンでポールがピアノの時はベースを弾き、ポールがベースに戻るとギターと本当に大変だと思います。
ベースは堅実で安定感はあるし、ギターもかなり上手いしポールのバンドが最も必要としているメンバーなんでしょうね。

キーボードのポール・ウィキンスは昔からポールのサポートをしていて、今でも新しいメンバーの中に参加している訳ですから、相当ポールに信頼されているはずです。
日本でもそのパターンは昔から多々ありました。

そしてやはりと言うか、私達世代が一番嬉しく思うのはドラムのエイブ・ラボリエル・ジュニアでしょう。
エイブ・ラボリエルの息子さんがこんなに素晴らしいいドラムを叩くとは、感激でした。
何よりこの曲で、この重いビート!凄いです。
どちらかと言うと軽いエイト・ビートのイメージの曲なんですが、彼のだす重いリズムが素晴らしい事でオリジナルとは全然違うイメージを感じさせてくれます。
エイト・ビートのバラードでここ迄重いノリは中々聴けません。タイム感とフレーズそしてスネアのタイミングどれを取っても超一流です。本当に凄い。

この曲、ギターソロ終わりにポールがリズムを勘違いして、1拍ちょっと早く歌い出してバンドが戸惑っている時に、しっかり歌に付いてリズムを立て直すあたり流石でした。
その後、ポールもちょっと照れくさそうに歌う辺りはご愛嬌ですかね。。。

今回のバンドメンバーは、ポール待望のアメリカ人ミュージシャンが参加しています。
レコーディングを含めウイングスのメンバーやその後のサポートメンバーもほとんどが、イギリス人でした。
”Band on the run”のレコーディングに至っては南アフリカで現地のミュージシャンが参加した位ですから。
アメリカ人ミュージシャンを使わなかった理由は、個人的な意見ですがジョン・レノンに対しての何かの考えがあったんだと思います。
N.Yに住んでN.Yのミュージシャンを早くから使っていた彼に対してのアンチテーゼがあったのかも知れません。
ウイングスのアルバム・タイトルに"Over America"とネーミングした事でも、分かる気がします。



ポールが最近出したスタンダードアルバムも凄く良い出来でした。
参加ミュージシャンがダイアナ・クラールやジョン・ピザレリなんてところは、ポールの凄さが伝わって来ます。
何よりジョー・ウォルシュの参加が一番驚きました。ポールとの繋がりがあったんですね。
これですかね?



"Eagles"に参加前ですが、ドン・フェルダーもいるし、極めつけはベースのウイリィー・ウイークスです。好きなベーシストなんですよね。

追記
ポール・マッカトニーの来日公演が11月に決定しました。メンバーの入れ替えもないようだし、このライブを見ないと一生ポールを見ることは出来ないでしょう。チケットの予約が大変そうだけど、是非見たいですね。

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コメント

独特のタメ

ポールの弾くリードギターは、ビートルズの「アナザー・ガール」など、
独特のタメがあるので、なかなか、あのニュアンスが出せないです。

「マイ・ラブ」もそうですし、「バンド・オン・ザ・ラン」の歌メロから、
微妙にずれていき、リフ気味になるフレーズは、音自体が、取れません。

アンソロジーでわかりましたが、リハ段階で、リードギターのフレーズを、
口ずさんでいるポールなので、確かに「サムシング」さえ、決めたのかも。

ジョー・ウォルシュの映像は、イーグルス加入のきっかけとも言われた、
「ライブ!」の頃か、それにしても、ビートルズナンバーとは驚きです。

ウィリー・ウィークスは、アンディ・ニューマークと共に参加している、
ニール・ラーセン「ジャングル・フィーバー」のLPの印象が強いです。

Re: 独特のタメ

コメントありがとうございます。

ポールほどの才能があれば、確かにギターソロに関して自分のイメージを
きっちり持っていて当然の事だと思います。
ビートルズは逸話も含めてミステリアスな部分が多くて、本当のところはメンバーしか分からないんでしょうね。

ジャングル・フィーバーはさすがに同年代ですね、私も本当に大好きです。
2曲目の”プロムナード”B面の”ラストタンゴ・イン・パリ”は今でも、車で聞いていますね。
ブレッカーのソロは本当に凄いですよね。

ニール・ラーセンがギターマジシャンさんの先輩ギタリストと一緒にレコーディングしたアルバムも良く聞いていましたよ(笑)。
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Author:kamiyo.m
千葉県千葉市在住

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