Re : Machine Head 40年の時を経て ③

ブログ管理者は退院後の体調が、あまり良くなくまたまた間隔が開いてしまった事をお詫びいたします。
長年、”医者要らず” で過ごしてきたツケが一気に出てしまった感じです(笑)。

前置きはここ迄として”Lazy”です。
この曲はずっと好きではなくて、違和感のある曲でした。

アルバム”Machin Head” は明らかにアメリカ市場のセールスを狙っていた訳です。
それが理由なのかパープルの曲にしては何ともレアな12小節ブルース進行の曲です。

アルバムの曲構成からみて、ラストに向かう大作としての位置付けらしく、ジョン・ロードの奏でるオルガンは荘厳な雰囲気でイメージにはぴったりなんですが・・・何しろ私が嫌いなのはその先。。。
ジョン・ロードがリズムに乗る辺りからです。

はっきり言ってパープルのシャッフルは嫌いです。
反論もあると思いますが、私の考えは全くグルーブしないシャッフルだと思います。
パープルの場合、結構ヒットした”ブラックナイト”が三連の曲で有名ですが、あの縦ノリの3連が諸悪の根源に思えて仕方ありません。

”ブラックナイト”が一時期、缶コーヒーとかその他のCMで頻繁に使われていた時期は、毎日あのイントロを耳にする度に落ち込んでいました。

元々が3連系には縦ノリはマッチしないのに、ハードロックだからと許容されてきた感がありました。
同じ時期にオールマン・ブラザーズが見事にシャッフルをこなしていたのを考えても、アメリカのブルース色を一切持たないヨーロッパのミュージシャンのきつい部分が出てしまったとしか思えません。

しかし40年後の”LAZY”はパープルの完成しきれなかった部分を、見事にシャッフルナンバーとして蘇らせています。
レコーディングの主導権は明らかにジョー・ボナマッサが持っていると思います。
ボーカルのジミー・バーンズはジョーの交流関係の大御所ですし、キーボードはジョーのバンドメンバーの様ですから。

キーボードのミュージシャンははっきり言ってジョン・ロードより、この曲に関してはいいです。
イントロのミステリアスなパートから、その先全ての部分で”LAZY”はこうやって弾くんだよ・・・と言っている様なプレイです。
恐ろしく上手いキーボーディストであると思います。海外はこの手のサポートメンバーのレベルがトンデモなく高いので毎回驚かされます。
日本のサポートミュージシャンも、昔に比較すればかなり良いミュージシャンも多いのでしょうが、海外のそれは桁違いのレベルですよね。

余談ですが、サイモン&ガーファンクルのセントラル・パークでのライブで、ゴールドのレスポールを弾いていたピート・カーは知名度は殆ど無いんですが、当時N.Yでは凄腕のセッションマンとして知れ渡っていました。確かソロで一枚アルバムを出しています。

ヴォーカルのジミー・バーンズははっきり言って、イアン・ギランが若かった事もあって当時では出せなかった”味”を表現出来ていると思います。
苦労人の様なボーカリストですから、年齢的にも表現力があるわけでし”LAZY”の意味そのままの良いヴォーカルを聞かせています。

そして何よりもジョー・ボナマッサでしょう。
嬉しいことにサンバーストにメイプルネックのストラトで弾いています。年代的にはリッチーの使っていたストラトとは違っていますが、この曲のレコーディング時期にリッチーがメインで使っていたストラトがこのタイプでした。
かなり意識してチョイスしたギターのはずです。

彼は間違いなく”LAZY”のギターはコピーしていますね。
コピーしないであの雰囲気とニュアンスは中々出ないはずです。
ポジショニングもコピーしていないと、あのポジションでは中々弾けないでしょう。

ジョー・ボナマッサは何よりピッキングが素晴らしいと思います。
ルーズなピッキングがブルースギターの表現力と勘違いする方も多いと思いますが、彼のピッキングはかなり正確で、ハイレベルなテクニックが備わっています。
さすが、売れるだけの理由がある訳です。

そんな訳で、実はこのアルバムの中で一番良いパフォーマンスがこの”LAZY”だと思えます。。。



最後にエピフォン・カジノを弾くギタリストは誰なのか分からないのですが、顔だけで判断するとエアロスミスのブラッド・ウィットフォードに見えて仕方がないのですが。。。

入院を挟んでしまい、時間が掛かってしまったパープルのトリビュート・アルバムの記事も、これで終了します。
年月が経っても良いバンドの良いアルバムは、廃れる事なく聴き続けられて行く筈だし、そう思いたいですよね。



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コメント

ピート・カー

肝心のレイジーより、ピート・カーのほうに目が行って、
雑誌アドリブの別冊で、ギタリスト特集が出たときに、
ジェフ・ベックに続くクロスオーバーギタリストとして、
ロニー・モントローズ、ピート・カーが挙がってました。

気になったまま演奏を聴くこともなく、S&Gのときに、
名前を見つけても、エリック・ゲイルの代役だと思って、
そのまま忘れてましたが、そんなことを思い出しました。

ネット検索したら、76年にインストアルバムを出して、
アマゾンで試聴したら、すごく良くて、発注しました。

ジョー・ボナマッサのギターは、エッジのきいた歪みが、
スタジオ盤のリッチーの音に近く、あの3連フレーズも、
開放弦との使い分けなど、かなり研究した感があります。

それにしても、向こうは、バックミュージシャンの層が、
はんぱなく厚くて、代役がいくらでも出てきて驚きます。

ギターマジシャンさん

いつもながらコメント感謝します。
中々体調が良くならず、更新が遅れてしまいました。

ピート・カーはスピノザやトロペイに押されて、影に隠れてしまうキャラだったのかも
しれませんがギターはいいギターを弾いていました。
時代の中で好かれる音は存在するわけですから、自分の音がそれにマッチしないと中々世に出にくいんでしょうか。

レイジーは嫌いな曲だったんですが、このテイクを聴いてやはり良い曲だったと安心しています。
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