Stella By Starlight。

スタンダード・チューンの中でも多くのミュージシャンに取り上げられて来て、今現在もライブやセッションではプロ・アマ問わず人気の曲って数多くありますが、“ステラ~”はそんな中でも上位人気に入る1曲ではないかと思います。

題名の“Stella By Starlight”(邦題は星影のステラ)がロマンチックというかミステリアスな雰囲気を感じさせます。
そんなところも人気のひとつなんでしょうが・・・こと演奏に関しては比較的アップテンポのハードな演奏でも、ピアノやギターのソロ・バラードでも緊張感のある演奏が出来る素晴らしい曲だと個人的に思います。

この曲を最初に練習したのは10代の終わりの頃でした。自分で演奏してみて1小節目の、スタンダードでは意外に出て来ない増四度のマイナーコードからのⅡm7ーⅤ7に戸惑いました。まだまだ未熟な音楽理論だったので戸惑うってより解らないって感じでした。
スタンダードに限らずコード進行のある形態なら、1小節目のコードって基本トニックかトニックに向かうⅡm7ーⅤ7かトニックの代理コードや少なくともダイアトニックコードからスタートするのが一般的です。
少なくとも出だしの2小節に関して、色々な理論立てが出来る事からも当時の私には難しい曲だったんだと思います。
サビの2小節Gのオーギュメント(♯5)もフレーズの持ち合わせが有った訳も無く、何をしていいか分からない空白の2小節でした。
私が覚えたのは、渡辺香津美さんの著書で、ジャズギターのスタンダード集(上・下巻)でした。
ソロ・バラード用にアレンジしてあって、通常演奏するキーではなかったので後々更に苦手意識が増幅しました。

“ステラ~”のコードの分析等などは、色々な方が様々な見解でアップされていますので更に詳しい事は、そちらにおまかせする事にします。

そんな訳でステラは苦手意識のある曲です。
若い時のトラウマみたいなモンで一旦、苦手意識を持ってしまった曲やソロって何回弾いても(練習しても)上手く弾けないイメージが付いて廻ります。
その逆で苦手意識の無い曲って、最初からスンナリ弾けたり、1発でコピー出来たり、しっくり感があったり・・・そんな曲もあったりします(比率で云うと圧倒的に少ないんですが・・・)。

スタンダード(一応今回はジャズって事で)を演奏する時は、基本的にテーマを取る楽器があって、テーマを取るプレイヤーのイメージが曲の雰囲気を大きく左右します。
早い話がヴォーカリストに近い状態な訳で、テンポ・リズム・果てはキーなんかも指定する事すらあると思います。(ウェス大好きなギタリストが“ミスティー”をスローの F で・・みたいな状況です)

そんなこんなで演奏スタートな訳ですが、テーマ自体はプレイヤーのフェイク無しでは成り立たない位に譜面上に書かれたメロディは素っ気ない訳です。
あるプレイヤーは自分の好きなミュージシャンの雰囲気で演奏するでしょうし、テーマに忠実に演奏するプレイヤーだっているはずです、又あるプレイヤーは出だしの2・3音だけテーマを演奏してほぼアドリブに近い状態に突入したり、〆のフレーズのあたりから盛り上がってそのままアドリブに変化したりとか、オリジナルな作り込んだテーマを持ち込むプレイヤーだっていると思います。

各それぞれがジャズに置いては正解ですし、自由な発想で思ったままの演奏がスタンダードをより良いものにするんだと思います。

そんな時に先ほど書いた、得意とか苦手が演奏する上でのモチベーションに大きく影響を及ぼしてしまいます。
私個人は他の人よりその影響が大きいタイプだと思います。

そんな私の苦手な“ステラ~”です。
手持ちの映像が少ないので随分前にアップしたライブの時のオープニングの映像です。
ボーカルライブのオープニングですが選曲は私で無い事は言うまでもありません。
演奏は極端に短くて(3分位の指定でしたので)、テーマを含めて3コーラスだけの演奏です。
スタンダードでは珍しく、テーマと後テーマしか私は弾いていません。アドリブは取りませんでした。
短かったのが幸いしてしまいました。
このテンポの4ビートは好きだし、ギターにはこの位のテンポがフレーズを歌わせ易いと思うんですよね。
オープニングなのであまり派手な演奏では無いですが、単音で弾いた時のメロディでグルーブ感とか4ビート感を出す様に心掛けて弾きました。
フレーズに関しては何の仕込みもなく、譜面を見ながらその場の雰囲気で弾いたフレーズだけです。
今聴くとモタらない方がいい部分も、流れでモタっていて狙いとは違っています。




チャック・ローブの後ではかなりの勇気が必要でした。


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コメント

ジャズしてますね

この演奏、まさに、ジャズの王道ですし、
ざわめきなんかも、向こうのライブ盤みたいです。

ステラは、渡辺香津美のジャズギター教本に、
ジム・ホールのアドリブが、掲載されていました。

最初にそれを聴いたので、元のテーマでさえ、
ジム・ホールのフェイクのようにしか、弾けません。

河合楽器のアンサンブルでも、ジムホールのソロを移調して、
なぞったほどで、確かにこのコード進行はやっかいで、
自分でアドリブするのも、バッキングも無理でした。

ステラ収録のジムホールのLPは、裏ジャケで、
レスポールを持った写真がありましたね。 

秘蔵映像の続き、楽しみにしています。

ギターマジシャンさん。

コメントどうもです。
“ステラ~”はやはりいい曲ですよね。

ジム・ホールのいい時期の演奏は本当に勉強になりました。
私はロン・カーターとのデュオ・アルバムで“枯葉”を覚えたので、今でも枯葉はジム・ホールのフェイクを弾いてしまいます。

私の映像は本当に数が少ないので・・・。


さすがの演奏ですね。

音楽的なことは何もいえませんが、一言だけ言うとすれば、
「JAZZしてるなぁ」ってことですね。(^.^)
自分は全くそういうプレイは出来無いので憧れます。

テイルピースさん。

コメントどうもです。
本格派ではないジャズ・ギターだと自分では思っているので、
嬉しくもありがたいコメントです。
本音はロック・ギターも弾きたいんですが・・・最後に弾いたのが
4年ほど前のライブでした。。。



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