ジャズと私の関わり。

随分長い間ブログを放置してしまいました。(反省)
新たな気持ちでブログを書くに当たって、私のジャズとの最初の関わりについて書く事にします。

中学生の頃はロックギター一本槍で押し通した私が、高校生になってクロスオーバー&フュージョンギターに転身して一番戸惑ったのが今まで使っていたペンタトニックでは対応出来ない数々のフレーズでした。

自分なりに何をどうしたらいいか分からない状況でしたが、17歳の時にあるジャズサックスのプレーヤーと知り合いになりました。
当時その方は私とは一回り以上の年齢差がありました。正確には何歳の方だったかは覚えていません。
その方はとても親切に私にジャズを聴くなら間違いなくお薦めは“チャーリー・パーカー”だと教えてくれました。
CharlieParker.jpg


そのサックスプレーヤーは更に親切な事に、カセットテープを私にくれました。
本数で言えば10本近くあったと思います。
さて、そのカセットの内容ですが既に番組としては終了してしまった文化放送のジャズ番組の“チャーリー・パーカー”の特集番組でした。
その番組の司会者は、ナント大橋巨泉さんで物凄く分かり易く1曲1曲について解説されていました。

曲のエピソードは勿論、パーカーの確立したビバップのスタイルについても時間を惜しまず解説されていてジャズ初心者の私としてはとても為になりました。

そのカセットと一緒に私は譜面も頂きました。
今でも貰った譜面の曲は覚えています。
“ドナ・リー” “スクラップル・フロム・ジ・アップル” “パーカーズ・ムード” “ラバー・マン”の4曲のテーマとコード進行の譜面でした。

頂いたカセットの中には全ての曲が入っていてとても勉強になりました。
サックスの特にパーカーのフレーズをギターで再現するのは当時の私にはとても難しい事で、特にドナ・りーには手こずった覚えがあります。

大橋巨泉さんの解説は今でもハッキリ覚えている位で、パーカーの名演についてとても分かり易く説明されていてカセットは何度聴いたか分からない位聴きました。
特に印象的だったのが、ラバー・マンのレコーディング当時のエピソードは印象に残っています。

譜面で頂いた4曲は私のジャズに対する原点とも言える位の曲です。
スクラップル~のサビの4度進行は今思えば当たり前の進行なんですが、当時の私には強敵だった進行でしたし、あまり他のミュージシャンが演奏しないパーカーズ・ムードは比較的とっつき易くて、しかもジャズのフィーリングを掴むのには持って来いの曲でした。

パーカーズ・ムードですが、スタンダードとしては成立しない曲ですので他のプレーヤーがあまり演奏しないのも仕方ないと思います。
イントロのカデンツァ以外は全てパーカーのアドリブに突入してしまうので、テーマらしいテーマは無い不思議な曲ですが1コーラス目はとてもジャズフィーリングに溢れた素晴らしい演奏です。

パーカーの作るテーマはスタンダードとしては異色の感があります。
テーマ自体が彼の真骨頂とも言えるフレーズが連発しています。特にコード進行の細分化を究極まで突き詰めてそこにメロディーを乗せたテーマはそれ自体がジャズと呼べると思います。

そのサックスの方には感謝しても仕切れない位の思いです。

10代でビバップの基礎を作り上げたパーカーに出会えた私はラッキーだとしか言えません。
そのサックスの方と知り合っていなければジャズとの関わりも随分と違っていたと思います。

パーカーから始まってその繋がりでマイルスを聴き始めた訳ですし、日本を代表するサックスプレーヤーの渡辺貞夫さんの名演も聴くに至りました。

余談ですが、パーカースタイルのアルトプレーヤーが数限りなくいると思いますが私の中でパーカーを間違いなく引き継いでいるプレーヤーは“リッチー・コール”だと思います。
マンハッタン・トランスファーがカバーしたパーカーの“コンファメーション”でのプレイはパーカーがもし生きていたらこんな演奏をするんだろうな・・・と思う位の素晴らしい演奏です。
リッチー・コールは80年代に来日した時に見ましたが、あまりいいパフォーマンスではなかったのが残念で仕方ありません。
richie2L.jpg


ジャズを習う事は随分後になりますが、大橋巨泉さんのカセットで私は随分ジャズに近づいていたのかも知れません。

今でもパーカーの曲は聴くのも演奏するのも凄く好きです。

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コメント

No title

レスポールさんお久です。毎度ブログ楽しく拝見させていただいていましたがここしばらくブログが更新されていませんのでこのまま閉鎖?!さてはジャズギター演奏のさらなる高い壁にでもぶち当たったのではと心配しておりました。でも更新されてとてもほっとしております。またそのうち気分転換がてらこちらに遊びに来てください。ではまた

コイワさん。

本当に久し振りに更新しました。

最近はあまりジャズは演奏していなくて、近々ストレートなジャズを弾く予定です。

又コメント頂ければ嬉しいです。

No title

久しぶりの更新ですね!このままブログをフェードアウトされるのかなと思っていました…笑ジャズって入り方が難しいですよね。私もウェスやジャンゴ、エヴァンスなど聞いていますがイマイチつかみきれてない感じです。一度チャーリーパーカー聞いてみます!

ワサビさん。

久し振りに更新しました(笑)。

ビバップの時代、ギターは日陰の楽器だったと思います。今では考えられない事ですが・・・。

パーカースタイルのジャズは今聴いても、素晴らしいですよ。
是非聴いて下さい。

私も最近聴いています

LesPaul-L5さん、こんばんは!
私が最近読んだマイルスの自伝にバード(チャーリー・パーカー)とディズ(ディジー・ガレスピー)
の名前がやたらと出てくるんですが、マイルスがとても尊敬していたアーティストだったようです。
私は最近になってこの二人のCDを聴いています。遅れてるぅ。^^音の密度と速さがすごいですね。
チャーリー・パーカーみたいに吹けたらすばらしいなと思いますが、
いつになったら近づけるようになるんだか。。。

poohさん。

おっしゃる通りマイルスはパーカーと一緒に演っていた時期は、とても緊張していたらしいです。
あのマイルスがそんなだったなんて今考えると面白いですよね。

パーカーはフレーズもそうなんですが、音色の良さも際立っています。

SAXの方頑張って下さい。
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