エフェクトボード作製の途中経過。

今日は有給休暇を利用してペダルボードの自作に当てました。

とりあえず必要だったのがエフェクターボード本体だったので行きつけの楽器店に出向きました。
楽器店で相談したところ、あと必要な物が2つ必要になってしまいました。

入れるのを止めよう・・・と思っていたコンプとループセレクターを入れる事にしました。
コンプもループセレクターもノアズアーク製の物で、随分値引きして頂いて買いました。

最初はダイナコンプにしようと思ったんですが、コンプ自体あまり使わないし楽器店ではダイナコンプよりも原音が失われないとの事でしたので折角だからこの際入れる事にしました。
取り敢えず入れておくだけで、使う頻度は多分少ないと思います。

ループセレクターは2系統のループとチューナーアウトそれに、バッファーのON・OFFが付いている優れものです。
実はジャズセットの場合ボリュームペダルを使う必要が無いのでボリュームペダルからのチューナーアウトが使えなくなるのが困っていたんですよね。

同じジャズセットでもほぼ歪み系を使う事は無いので生音が失われない為に2系統のループ共2台の歪み系に繋ぐ事にしました。

楽器店には私の欲しいサイズのケース本体の在庫が無くて、問い合わせてもらったら入荷までにチョット時間が掛かるとの事で一旦保留としてエフェクターだけを買って帰って来ました。
帰ってネットで調べたら、ある楽器店のネット通販で希望するサイズの在庫があったので早速注文しました。

カスタムオーディオジャパンのケースです。定価はチョットいい値段ですがこちらもそこそこの値引きで出ていたので納得の行く範囲でした。

次にホームセンターに出向いて、ボードに合う薄めの板を購入。ボードより2mm小さめに加工してもらいました。
それと同時に木ネジとワッシャー、エフェクターを固定するプレート、板の上にひく薄めのスポンジを多量に購入しました。(失敗した時の事を考えての事です)

一番苦労したのはエフェクターの配置でした。
フットスイッチの踏み易さは勿論ですが、ケーブルの取り回しの最適な配置とケーブルが駄目になった時に簡単に交換が出来るようにエフェクターの間隔を比較的開けました。
エフェクター同士の間隔を空ける事でノイズの面でも少しは良いのかな・・・とも思います。

ループで使う2台とチューナーは踏む必要が無いので奥に配置しました。
(MXRの歪みはブーストとドライブの切り替えの時に何とか踏み易い位置にしてあります)
又、ボリュームペダルを使う時や使わない時のケーブルの差し替えも楽に出来る事も考慮しました。

配置は以下の感じです。

エフェクターボード-Ⅰ

この配置に至るまで、約1時間弱考えました。

配置が決まってしまえば後はエフェクトの裏蓋のネジを利用してプレートを取り付けて、1個ずつ位置を確認しながら地道に固定して、何とかセッティングは無事に終了しました。

エフェクターボード-Ⅱ

よくありがちなマジックテープでの固定と違って、金属プレートで直接板に固定しているので全くガタつきが無くて中々自分でも上手く行ってビックリしています。

ライン6とパワーサプライの間が随分空いていますが、ノイズ対策の為ライン6は専用のACアダプターを使う予定でいるのでライン6のやたらと大きいアダプターを置く為のスペースに充てました。

あとはケース本体が届くのを待ってセットするだけです。
予定ではケースと板の間に薄めのゴムパットを敷く予定です。エフェクター全体の保護と運搬時のズレを防ぐのが目的です。

ケースが来てからケーブルを繋ぐ予定です。
不器用な私が自分で出来たので皆さんもチャレンジしてみて下さい。

何だかんだと予定外の物も増えてしまいました。
ボードを作るとエフェクト本体よりも周辺のパーツの出費もバカにならない事も今回わかりました。
何とか現状では満足の行くボードが出来たと思います。



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新加入のエフェクターの話し。

前回の日記で“ブルース・ドライバー”の限界を感じた事を書きました。
ブルース・ドライバー自体はあの値段では考えられない位の歪みを表現してくれます。
ただやはりBOSSの音がするんですよね。

そんな訳で新しい歪み系のエフェクトをここ何週間で探していたところなんです。

フュージョンバンドをお手伝いしてからというもの、何年振りかでエフェクトを掛けてギターを弾いてみると、ジャズとは違った気持ちよさがあるんですよね。
又エフェクター熱が蘇る感じがしました。

そんな訳で色々なタイプの歪みエフェクトを試してみたんですが、値段が高い割には私の好みの歪みが期待出来ない物も多々ありました。
そんな中でもMXRのブースト・オーバードライブを試してみたところ意外にも昔のMXRとは違う抜けの良い、それでいて線の太い歪みが結構気に入りました。
ブーストも単独で付いているので色々と使い勝手の面で将来的に使えるかな・・・と思って決めた次第です。
ロベン・フォードみたいに軽くブースターを掛けてクランチさせたアンプで弾くなんて事も出来ますしね。
ノイズの少ない事も一因でした。

実は試奏したお店での値段が24.000円を超えていたんですが、ネット通販で調べたら16.000円で出ていました。チョット得した気分です。

エフェクター

エフェクトが増えすぎてしまったので、ライブでの使い勝手を考えて今回を機にペダルボードを作る事に決めました。
その為に画像にあるように、ノアズアークのパワーサプライとボード用のチューナーも同時に買いました。
まとめてネットで注文した次第です。

本当はTCのリバーブも入れたいんですが、今すぐ必要でないので暫く考えてから入れるかもしれません。
リバーブってライブで使うのは結構難しいエフェクトなんですよね。
ただ、上手く使えればかなりの効果が期待出来るので将来はボードに入る可能性は大です。

コンプも本当は必要かな・・・と考えたんですが、今の私のスタイルには必要ないと結論付けました。
ギターのダイナミクスを大事にしたいのとカッティングに於いてもタッチの表現を重視したかったので、そういう結果になりました。

それと、最近流行のループセレクターみたいな物は入れない事にしました。
そんなにループさせるエフェクトもないし、ループセレクターってステレオのIN・OUTが付いていない物が殆どなので、将来的にはステレオのセッティングにしたいので見送りました。

ボードに入れる予定のエフェクターも全てトゥルー・バイパス仕様のエフェクターなので使わない時の音質劣化はさほど気にならないし、ループセレクターを使うと意外とシールドの長さが必要になっちゃうので意外と劣化するんですよね。

ボリュームペダルも実はボードには入れない予定です。ボードの外で使う予定です。
理由は2つあって、1つはジャズセットの時にボリュームペダルはまず必要が無いのが理由です。
2つ目は、ボリュームペダルを入れる事でボードが横長になってしまいます。
それって凄く足の移動範囲が広くなっちゃうので、ボード自体を少し斜めに置いて、その横にボリュームペダルを置くと移動範囲が多少楽になるんですよね。

ブルースドライバーは引き続きボードには入れる予定です。
MXRとは違うキャラクターの音と言うか、BOSSの音はやはり必要なんですよね。
歪み系のエフェクト2種類入っていると、曲調によって使い分け出来るのが一番のメリットだと思っています。

ライン6の歪みも実は考えたんですが、やはりアナログ回路のエフェクターの歪み世代なのでチョット好みとは違っていました。

チューナーに関してですが、たまにこのブログにコメントを頂いている“りゅーすけさん”と最後にお会いした時に見せて頂いてルックスも気に入りましたし、彼に使い勝手の良さを聞いたのが参考になりました。
私はコルグ以外のチューナーは使った事が無いのでこれから先もコルグにしようと思って決めた次第です。

パワーサプライに関しては随分悩みました。色々なメーカーから色々なタイプが出ているのも原因ですが、使ってみなければ分からないのが正直なところなので雑誌で見て比較的使い易そうな事が書いてあったので決めました。

ライン6のモジュレーションは基本的に専用のACアダプターを使う予定なので、コンセントが付いている事も決め手になりました。

現役当時はエフェクターボックスにしろ、ラックの配線から電源まで全てその手のプロに任せていましたが、今回は自分で自作してペダルボードを作るつもりです。

ただ私はハンダ付けすらやった事の無い不器用人間なので、作る自信は15%を切っています。
ちなみにギターのメンテに関しても弦の交換は出来ますが、他に出来る事といったらストラップピンの交換位だと思います。
2週間経ってもメドが立たなければ、どこかのお店で組み込んでもらう事も今から考えています。

読んで頂いた方で、何処かいいショップがあれば是非紹介して下さい。

どんなペダルボードが出来上がるかは全く見当も付かない状態です。
出来上がりましたら直ぐにアップする予定です。


パット・マルティーノについて。

パット・マルティーノを初めて聴いたのは確か高校の1年か2年の時でした。
Pat11.jpeg

アルバムの名前は忘れましたが(このブログは何一つ資料を見ずに、記憶だけを頼りに書いているのでスイマセン)ジャケットの写真で、彼がギターのボディーの裏にギターシンセらしき物を組み込んで持っている姿が印象に残っています。

肝心の演奏の方は当時の私では、まだまだ理解出来ない内容で難解な音楽をやるギタリストとしての印象でした。

その次、確か高校3年の時に聴いたアルバムが、私が彼にのめり込むきっかけとなった名盤中の名盤“Exit”でした。
その頃は少しだけですがジャズを弾きたくなっていた時期で(練習としてですが・・・)色々な往年のギタリスト達の過去のアルバムを聴いていました。

そんな時期に“Exit”に出会いました。特にB面の3曲はスタンダードでも比較的有名な曲を演奏していて入り易かったアルバムでした。

B面の3曲はシングルトーンでシンプルにテーマを弾いていて、ジャズ入門者の私としては入り易かったんだと思います。
ただ、アドリブに入るや彼の真骨頂ともいえる息の長い早いパッセージに突入する訳で、高校生の私としては1小節コピーするのに1時間掛かった事もありました。

今でも、その時にコピーしたフレーズやポジショニングは演奏する際に、とても役に立っているのも事実です。

今では、彼の教則ビデオや雑誌のコメントを読むとかなり納得出来る彼なりの解釈には脱帽です。
コードにに対する代理とも云えるスケールの設定や何やら、昔コピーした彼のポジショニングに当てはめると、なるほどと思います。

彼の最も好きな部分はまず、あの“ボアッ”と聞こえる太い音です。
何でも1弦が0.13~0.14だとの事・・・しかもかなり硬いピックで、映像を見る限り中々の強いピッキングですから出て来る音なんでしょうね。
たま~に弾くコード弾きも凄く好きな音です。

私が音以上に好きなのが、彼のドライブ感というかスイング感なんです。
アドリブの時の淡々としかも、理路整然とした早いフレーズも本当にグルーブしています。
尋常ではないフレーズを弾きながらあそこまでのノリはとても真似の出来る事ではありません。

私が最も彼のスイング感を一番感じる部分を紹介します。
“Exit”の中の1曲、“酒バラ”のラストのテーマです。
ほとんどフェイク無しでメロディーを弾いていますが、素晴らしくスイングしています。ちょっと真似の出来ないノリです。
ジャズに置いてのスイング感は個々のミュージシャンで様々なはずですが、彼の渾身のメロディーには圧倒されます。是非、聴いて頂きたい部分です。

ドラムのビリー・ハートとベースのリチャード・デイビスも一番脂の乗り切った時期で、素晴らしい4ビートを刻んでいます。
そのリズムの上で縦横無尽にグルーブ感バリバリの彼のギターはその後の私に随分影響を与えて貰いました。


今聴いても、いつ聴いても、聞き惚れてしまうアルバムです。

残念な事に、彼は長期に及ぶ病気療養の為ブランクを余儀なくされました。一部では麻薬療養とも噂されていましたが、真偽の程は定かではありません。

その後、復活した彼は昔の良さにプラス円熟味が備わって1段といいギターを弾いています。
ブランクを感じさせない見事な復活でした。

正直なところ・・・彼のブランク中にジャズギターの世界も様変わりして、新しいタイプのギタリストが独自のスタイルで登場してくる事になります。
ただ、彼のスタイルはそんなギタリスト達にも大きな影響を与えていたはずです。

もう一枚 “We'll Be Together Again”も素晴らしい名盤だと思います。
インテリジェンス溢れる、彼のセンスあるフレーズが連発しています。
フレーズのコピーは随分させて頂いて今では指癖になった位です。

先頃、来日したんですが観る事が出来ずに残念でした。

ギタリストとリズム・PartⅢ

前回は自分自身の演奏をアップしてしまい本題から少しズレてしまった感・・・もありましたが、アンサンブルの中でのギターのリズムの必要性みたいなものを書きたかったんですよね。

今回はこのシリーズの最後になると思います。

リズムを良くする・・・と言ってもそれこそ1日や2日で克服出来るものでは無くて、やはり長期的に捉える課題だと思います。
ただそれも若い時期に訓練する事が重要だと思います。
出来れば10代にいいリズムを養えれば一番いいんですが、10代の頃はまだまだ理論的な解釈なんかは未熟だと思うんですよね。
ですので20代の早い時期に色々な解釈や体験や何かで身に付けるのが重要だと思います。

よくある例が、若手のドラマーやベーシストがいいバンドに入ったりすると数ヶ月で格段にリズムが良くなる例を数多く見てきました。
そういう場合本人の自信が音に出るのも確かだとは思いますが、いいバンドで鍛えられて来た事が一番影響しているんだと思います。
ワンランク上のレベルは確実にワンランク上のリズムを要求されますから。

いいバンドでの私の体験した事実ですが、アレンジを兼ねていたキーボードの方と話していたら「この曲は16の裏を意識してやって欲しい・・」との事。
私はビックリしました。
16の裏・・・って事は32分音譜になって解釈しなきゃならないと思いました。

基本的に8の裏は16になる訳で、確かにそれまでは8の裏くらいは感じて演奏していました。
それが16の裏にはビックリさせられました。

ただ彼の言いたかった事は、16分音譜の長さを揃えたかったんだと思います。裏が揃うって事はその音譜の長さが揃うって事ですから。
ここが一番重要な訳です。

アンサンブルは何人かのメンバーで演奏する訳ですが、全員が同じタイム感を持っている訳ではありません。
その為にリハの段階で細かい部分を揃える訳です。
一番リズムが良く聞こえる為にはバンド全体のグルーブ感を出す事が重要なんですが、その前の段階でそれぞれの持っている1拍の長さをキチッと揃える事が前提にある訳です。

簡単な8ビートのパターンでもドラムとベースの持っている8分の裏のキープが違っていると意外と揃わない・・・と言うかとても弾き難い8ビートを刻まれる事もあります。
簡単なビートを揃えるって多分一番難しいんだと私は思います。
この段階でドラマーとベーシストは合う・合わない・・・みたいなもので確実に揉めていました。

いいバンドは確実に全員のタイムがキッチリ揃っている事も確かだと思います。何年も同じメンバーでやっているバンドなんかは他のミュージシャンを寄せ付けないグルーブを作り出しているのも、うなずける話しです。

私はセッションでしかギターを弾いて来なかったので、バンド形態の作るグルーブには凄く憧れがありました。
ただセッションは本当に難しくて、相手の出すリズムを常に理解しながら弾かなくてはなりません。
それがセッションであり、そういう場所でギターを弾く事の楽しさだったりもします。

横道に反れましたが、結局細かく突き詰めると16分音譜の長さを揃える事になってしまうんですよね。
音譜の長さを揃えると何が違って来るか・・・次に来る音の出がキッチリ揃うんですよね。

これが一番重要な訳で、音を出す時に全員が同じグルーブでキチッと音が出るって凄く難しい事なんですよ。
特に曲の中では色々なブレイクや何やらが潜んでいて、常に同じ1拍を意識できないとこれが中々成立しないんですよね。

ギタリストは常にリムズ隊に頼りがちになってしまいます。
ただ彼らから見れば自分達の作るリズムにただ乗かって弾かれるよりは、同じリズムを作るつもりで弾かれた方が全然やり易い筈です。

そういう意味からもギタリストは周りのミュージシャンを引張れるくらいのリズムを持ち合わせる事がとても重要だと思います。
パラパラ指が動くだけで全然グルーブしないソロを弾く事が現場では全く通用しない事は本当にあります。
最初から最後まで早弾きをする曲なんてのは世の中に存在しない訳です。

よくジャズで言うフレーズで会話する・・・なんて事以上にバンドの中ではリズムで会話する事が一番だと私は思います。

ギタリストとリズム・PartⅡ

ギタリストにとって個人的なリズムの訓練は当然必要な事な訳で、前提として当たり前なので個人的な練習は個々のギタリストが自分なりの方法を見つけて行うのが一番かと思います。

ガットの様に単純なリズムのキックとスネアのバランスだけを延々と行うドラマーも数々いると聞きました。ギターに置き換えればピッキングのアップ時のバランスやキープに近いんでしょうか・・・?

次にリズム的な課題はアンサンブル上での表現になってきます。
参考までに半年程まえに私が弾いた ボーカリスト のライブ映像を載せることにしました。

1曲目はジャズではスタンダードな“サテン・ドール”です。リズムを4ビートでは無くシャッフルに代えてコードも随分と代えてあるアレンジがされています。



この時はドラム&ベースは比較的シンプルなビートをキープしていて、シャッフル感みたいなものをギターで出そうとしたんです。
必要だったのはバッキングの雰囲気で、ブルースみたいなジャカジャカしたバッキングでは雰囲気が合わないので肝心な部分だけを弾いてシャッフル感を出すように気を使いました。

当然グルーブさせる最大の部分はギターソロだった訳です。
チョット突込み気味で弾いています。前ノリのベースに合うように弾かないと全体のグルーブがまったりとしちゃうので、緊張感を出す意味でも突込み気味に弾きました。
最後のオクターブで弾く部分はアドリブの〆なのでここは逆にどちらかと言えば引張り気味に弾いています。
ここを引張る事で盛り上がり感・・・みたいな物が表現出来たと思います。

次の曲はこれ又スタンダードな曲の“テンダリー”です。
これは完全にスローの16物にアレンジされています。コードも練りに練ったコードになっていて、とても弾き難かった事を思い出します。



この曲のイントロではギターのアルペジオだけで全体を引張っています。勿論ベースとの呼吸は合わせています。
この手のテンポの16は昔からかなり演っていたので基本的に苦手ではありません。
アルペジオ・・・と言っても弾き続けるアルペジオでは無く、やはり要所を弾くのがベストだったと思いましたの1拍目に重要度を置いて弾いています。
1拍目の16の分散で回りにキープすべきリズムを伝えられるように弾きました。

曲中の複音のオブリガードはニューミュージック系では常套句とも言われるフレーズを使いました。
ここでも重要な事はリズムに対してのノリな訳です。
突っ込んでは絶対にいけないし、モタるのも最悪だし、ジャズトだと硬くなっちゃうのでここはジャストより少しだけ遅らせる弾き方がいいと思います。

曲を通してドラムもベースもシンプル極まりないパターンを刻んでいるので、ギターとしてはとにかく16の雰囲気を如何にして出すか・・・に拘りました。

問題はソロな訳です。
まったり弾いちゃうとダラ~ンとした演奏に聞こえてしまうし、弾きまくっても全体の雰囲気に合わないので随分悩みました。
前半は邪道ですが、軽くチョーキングを交えてシンプルにグルーブさせる方法にしました。
後半に早弾きを持って来ましたが、抑揚のあるフレーズでリズムに少しでも変化・・・と言うか味付けを付けるつもりで弾きました。

ソロ終わりの下降フレーズは完全に仕込みです。
ここで全体のリズムをギターが引張って歌に持って行く訳で、ここでのフレーズによるリズム出しはギタリストには重要なポイントになると思います。

こんな訳でギタリストは色々な場面でリズムを要求される訳です。
経験する中で自分で模索しながらリズムに対してどうアプローチするかはそれぞれの判断・・・としか言えません。

音楽業界では有名なエピソードで、私の尊敬するドラマー山〇秀夫さんは25年以上前に日本を代表するジャズギタリストY・Kさんと共演した際に、「あんなにリズムの悪いギターとは一緒に演れない!」と激怒してそのバンドを降りてしまいました。

お2人共未だにギター・ドラムでは日本のトップクラスで活躍されていますが、それ以降一切一緒に演奏している姿を見た事はありません。

そんな訳でギタリストのリズムって独りよがりなリズムでは無く、いかにしてアンサンブル上でリズムを表現するかを訓練する事が大切なんだと思います。


CS-336の近況報告・続編。

先日お手伝いしているフージョンバンドのライブの演奏をYou Tubeにアップしました。



最初のライブなので、小さめのライブハウスを選んでやってみました。直前までアレンジの仕事に追われて、全く練習出来ない状態でやったライブなので個人的には満足のいく演奏ではありません。
使っているギターはモチロン336です、336の音をアップする事が目的で書いてみました。

明らかに335とは似ても似つかないサウンドだと私は思います。
レスポールのタバコサンバーストだともうちょっとタイトなサウンドが出て、曲には合うと思うんですが336の歪ませてもエアー感のある感じが意外とこの曲には合っていると思っています。

全て私の持っている機材で演奏しました。

エフェクター
BOSSペダル

上の写真のブルースドライバーとディレイの間に今回の為に買ったボリュームペダルを繋げています。
ボリュームペダルはBOSSの小さいタイプは持っていたんですが、私は足が大きいモンで操作性の為に買った次第です。
さすがに昔のボリュームペダルと違って、ハイ落ちが殆ど気にならないレベルの優れモンのペダルです。

映像を撮ってもらったのがこの曲しか無かったので1曲しかありません。
個人的にはもっと納得の行くギターを弾いた曲が他にもあったんですが、恥ずかしながらこれをアップしました。

哀愁のヨーロッパは中学生の時に覚えた曲で、人前で弾くのは今回が初めてです。
やはり譜面が無いとテーマも弾けない状態でやったんですよ。
サンタナとはちょっと違うアプローチのソロを弾こうとしたんですが、やはりサンタナっぽくなっちゃいましたかね・・・。
所々やはり自分らしいところもあるのでご勘弁下さい。

この曲は基本的にフロントピックアップで弾いています。
アンプのセッティングも、ベース2・ミドル5・トレブル7でプレゼンスは0でセッティングしました。
336って腰がありつつ中域から高域にかけて極端な変化が無いので凄くいいと思います。
高域での音痩せが無い事がいいんだと思います。

多分レスポールで弾いたら全然違う音を出したと思います。
リアマイクを使ったかも知れません。

やはり今回ブルースドライバーの限界みたいなものを少なからず感じました。
チョット違う歪み系をこれから探そうと思います。

これからも昔の映像も含め、たまにアップしようかな・・・って思っています。

ギタリストとリズム・Prat1

前々からリズムについては書きたかったんですが、中々機会が無くて書けませんでした。
多分長い話になってしまうのでPrat1・・・と言う事にします。

アンサンブルの中でリズムに関して最も大切なのはドラムとベースの絡みな訳で、ギタリストはその上に乗って演奏するのが常だと思います。
私も若い頃はずっとそう思っていましたが、プロになって実戦でギターを弾いてみてそれは大きな間違いだと気づかされました。

ギタリストもアンサンブルの中で弾く以上はリズム楽器としてのリズムも要求されますし、単にメロやソロを弾いた時にもリズム感はかなりのレベルで要求されます。
上手いギタリストは確実にリズムがいいのが当たり前の世界な訳で、私も現場で相当鍛えられました。

カッティングだけがリズムを出す訳では無くて、ワンフレーズだけを弾いただけでその人の持っているリズム感って分かっちゃうんですよ。

私がまだまだ駆け出しでチョットだけ自分のギターに間違った自信を持っちゃってた10代の頃、周りは百戦錬磨の大人達ばかりで本当に鍛えられました。
今でも覚えているのが、イントロで1小節ギターのピックアップソロで曲に入るんですが、ドラムのカウントも無しで私から出るんですが先輩ミュージシャンから 「そんなんじゃ出られないよ!」 とのお叱りを受けてとにかくそのピックアップソロを何百回と自宅で練習しました。

そんな時期を乗り越えて20代に突入した頃、それまで経験した事の無い一流ドラマーとツアーに出る事になってしまいました。
そのドラマーの方は渡辺香津美さんのバンドに直前まで在籍していた方で、とても厳しい方でした。
ある曲のイントロでドラムとギターだけで8小節やるんですが、ドラムはハイハットで16を刻んでバスドラで2拍4拍を踏むパターンで、ギターは単音で16っぽいノリのミュートでリズムを出すんですがリハの段階からドラマーの方から超ダメ出しが出ました。
「〇〇君、ちょっと合わないんだよね~~」と冷ややかな言葉を掛けられました。
確かにドラムは完璧な16を刻んでいたんです。私的には指定されたフレーズがかなり弾き難い感じで2拍目に入れるミュートチョーキングが若干遅れる感じだったんですよ。

本当に陰険なドラマーだったらギタリストの差し替えを言い出しかねないくらい私のリズムはモタッていました。
そのドラマーの方はとても親切に練習に付き合ってくれて何とか形になる所までは漕ぎ着けました。
ただリズムって1日2日で良くなる訳は無くて、その時期を境に猛烈にリズムに対して研究しました。
ドラマーの青山純さんが何かのインタビューで 「リズムって訓練でいくらでも良くなる」 っておしゃっていました。私もその言葉を信じて日々練習に励んだもんです。

自分でトレーニング出来るリズムの練習って、基本的には常にジャストでビートをキープ出来るようにする事が一番多かったです。
メトロノーム相手だったり出始めのリズムマシーンだったり色々でした。
ジャストでキープするのは比較的楽なんですが、人に聴かせた時にどうしたらリズムを感じさせる事が出来るのかそこが一番の課題でした。
結局はリズム的な“抑揚”をどうギターで表現出来るか・・・って事が大事だと気付きました。

私が見た中でも有名なセッションギタリストは限りなくリズムがいいです。実際の演奏は強弱から何から、リズムの表現がハンパではないです。
逆に言えばリズムが悪ければ仕事が無いのが当たり前の世界でした。

ライブでは色々なパターンの色々な曲があります。
イントロからワンコーラスまで歌とギターだけなんて事も珍しくはありません・・・と言うより良くあるパターンな訳でそんな時にリズムの正確さと歌に対してのリズムの抑揚が要求される訳です。

イントロをギターのカッティングだけで出るなんて事もこれ又日常茶飯事だった訳だったので、カッティングでリズムを作るのもかなり練習しました。
カッティング自体は比較的得意だったので後はとにかくグルーブをいかにして出すか・・・が課題でした。

そういう現場で本当にリズムに対して鍛えられた訳で、20代後半は逆にドラマーに対して私の方から注文出来るレベルに達する事が出来ました。

リズムって一口では言えないくらい色々なノリがある訳で、前ノリ・後ノリ・ジャストやら曲調や8ビートか16か果ては3連に至るまで様々なパターンがあるんですが、自分の中にキッチリとしたリズムが備わっていればどんなリズムにも対応出来るんだと私の経験から言えると思います。

ギタリストにとって私が考えるにはソロを弾いている時にこそリズム感って要求されるんだと思います。リズムのいいギタリストはソロの時に物凄くいいグルーブを出してきます。

よく言われる天性のリズム感・・・って中々持っている人は少ないと思います。
私が思うギタリストでは天性のリズム感ってナンバー1は“バン・ヘイレン”だと思います。
彼の弾くギターは何をとってもリズムの良さが際立っています。

ただ私を含め殆どの人はそんなリズムは持ち合わせていない訳で、結局はリズムに対しての研究と出来るだけリズムのいいミュージシャンと一緒に演奏する機会を少しでも多く作る事が大事だと思います。

私は幸いな事に20代はいいドラマーやベーシストと一緒に演らせてもらって、現場で随分と勉強になった事がとても有り難いと思います。
リズムって常にシビアに考えて演奏する事も彼らから教わった大事な事です。

リズムについては更にPrat2で突っ込んで書く事にします。

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Author:Les Paul L-5
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