衝動買いで買ったギター・ゴダン編

プロを辞める時に1年程かけて持っていたギターを全て処分しました。

オベーションだけが売れ残ってしまい、これくらいなら問題ない・・・と思って手元にはありましたが見事に弾く事は無く、ホコリにまみれていました。
持っていると言うだけで、弾く事は本当に稀でした。

それから15年程が経過して、ギターは雑誌で見る物・・・あるいは年に1回くらい店頭で眺める物と思っていました。
実際楽器屋さんには極力近づかない様にしていたのは事実です。

勤務先の最寄り駅のビルの一角に大型の楽器店が入っていて(今は撤退してしまいました)気が向くとギターを眺めに行っていたんですよね。
勿論見るだけ!
店員さんに声を掛けられても試奏する事も無く、楽器屋さんの雰囲気に浸っているだけでした。
弾くと欲しくなってしまうのが自分でも分かっていましたから・・・。

そんなある日、超スペシャルプライスで“ゴダン”のエレクトリックが4本飾ってありました。
“ゴダン”はエレアコで有名だったのは雑誌で見たりして知っていました。
スティングのライブの時の映像でギタリストが“ゴダン”のエレアコで素晴らしいプレイをしていたのを見たんですよ。

エレクトリックモデルが出ているとは知りませんでした。

その“ゴダン”は今は生産していないと思われます。
レスポールスペシャルみたいな雰囲気のギターで、LXとか言うモデルです。
ピックアップはダンカンのP-90が付いていて、雰囲気は中々の感じでついつい目に止まってしまいました。
勿論値段が格安だったので、これなら買っても問題無いかな・・・と思ったんですよね。

値段は5万円を切っていました、定価の半額以下でした。
ギターの作りはまずまずでしたがあまりにも人気が無いタイプだったんでしょうね。
昔から人が使っていないギターには何故か魅かれるものを感じてしまう性分なんです。

その時本当はテレキャスが欲しかったんですが、10万円以上を楽器に注ぎ込む事はチョット勇気が必要でした。
その時テレキャスを買っていたら、今は全然違う方向に行っていたかもしれません。

そんなこんなで結構悩みましたが、思い切って店員さんに弾かせてもらう事にしました。
エレキギターに触るのが15年振りなのが本当に不安でした。
15年振りに弾いても何とかなるもんだと・・・自分でもビックリするほど普通に弾けました。

一度自転車に乗れるといつでも乗れるのと同じ様な感覚なんでしょうか・・・。とにかく昔のままにスッと弾けたんですよね。

音はともかくネックの感触が現代的で、指盤がフラットなのと太めのフレットが付いていた事だけで買う事に決めました。
決めるまでにかみさんに相談したり、本当にギターが必要なのか2週間くらい悩んでから買いました。

同じモデルが4本あったのですが、黒とゴールドとワインレッドでした。私が買ったのはレスポールスペシャルを意識してワインレッドにしました。

あまり期待していなかったギターですが、サウンドは中々のものでした。
自宅で久し振りに弾くには充分以上のギターでした。

そこから一気にギター熱が高まってしまいました。そのきっかけを作ってくれた有り難いギターでした。

ギターしか買わなかったので、買ってすぐにライン6のPODを買う事になります。

その“ゴダン”も今は手元にありません。

レスポールを買ってしまった事もありますが、アメリカ在住の妹のロック好きの子供が一人で日本に来日した際にお土産に渡してしまいました。

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弦高について。

弦高・・・ギタリストそれぞれ好みの弦高で調整している筈です。
低目の好きな人もいれば高目の好きな人もいるはずで、そこがギタリストの個性にも繋がるんでしょうね。

新しいギターを買うと真っ先に弦高調整をするのが習慣です。

私は一般的な弦高よりも低い方が好みです。
ただ低目にセットするにはネックの状態が良くないと上手くセット出来ないので、ネックのいいギターを手にして来ました。

フェンダー系のアールのキツイ指盤は弦高の調整が厄介なのと、フェンダー系はスケールの関係からか特に2弦・3弦の2フレット付近の独特のビビリが苦手で(ある人に言わせるとそこがフェンダーの美味しい音・・・との事)基本的にフェンダーのギターは苦手です。
近年のフェンダーはフラットな指盤を採用しているようで、チョット気になっています。

低目にセットした弦高にフラットな指盤に高目のフレット・・・であればまず私の好みに調整出来ます。
今はレスポールだけ持っていますが、指盤のアールも殆ど気にならない程度で充分に弾き易い設定にしてあります。

3本ありますが、その中でも最新のモデルはほぼフラットな指盤にフレットの処理も感触が良くて私好みです。
ただ、カスタムショップ製のレスポールはリアマイクのエスカッションの高さがかなり高くて、これ以上弦高を下げると弦のビビリより先にエスカッションに当たってしまいます。

弦高低目・・・と言っても超極端な低目ではありません。
やはりチョーキングをした時の感触で調整しています。基本的に15フレットのチョーキングの感触を重視して調整しているんです。

あとはトーンです。これが一番重要な事で弦高によってトーンも変化します。
弾き易さも勿論ですが、トーンの美味しい弦高に調整しているつもりです。低過ぎればやはり腰の無い音になってしまいます。

昔使っていたカスタムメイドのストラトとテレキャス、それにスタインバーガーの指盤のフラットさは本当にトーンと弾き易さのバランスが絶妙でした。
その3本共がストップテールピースと違って弦のテンションを調整出来ませんでしたが、低目の設定でも充分にテンション感のいいギターでした。

ちなみにストップテールピースの場合でも、常に一番低く設定しているので私の場合弦高以外で弦のテンションはいじれないんですが・・・。

肝心な調整ですが、私の一番の好みは1弦~6弦までどのフレットでも同じ弦高が理想なんですが、中々そういうギターにお目に掛かる機会がありませんでした。
カスタムメイドのテレキャスは、ほぼそれに近かったんですが・・・。

もう一つの理想は、弦に触った瞬間に音が出る感じと言うか(不思議な事にいいギターってこの感じがするんです)ストレス無く発音のいい音が出る感じと言うか・・・上手く説明出来ませんがそんな感じです。

最新のハイエンドモデルはそういうセッティングが出来る様なので興味があります。
ポールリードスミスはちょっとだけ弾いてみましたが、楽器店にある状態では弦高が高過ぎましたがやはり最新のギターらしくちょっと調整すればかなりいい感じになると思います。

普通は1弦側が低く6弦側に行くに従って弦高を高くセッティングすると思うのですが、私の好みはその逆で6弦側の方を低くか殆ど同じにしてあります。
ジャズ系のコードワークを弾く時に何故か弾き易いんですよね。
普通のカッティングなんかも高音弦だけで弾く時にもピックの当たりがいい様な感じがして、昔からこんな感じです。

弦高はそんな訳で色々な絡みがあって自分の好みに持って行くので、それぞれギタリストの数だけ好きな弦高があっていいと思います。

実は最近楽器店で弾いたフルアコが完璧に調整されていたのか、95%私の理想に近い感触でした。

自分のギターも充分に理想的だと思いますが、狙っているギターが又増えてしまいました。

衝動買いで買ったギター・ベースバージョン編。

ギターは数多く買いましたが、ベースを買ったのは生涯で1本だけです。

買ったベースは超マイナーブランドの国産のエレクトリックベースでした。
“ザ・カスガ”・・・と言うメーカーの物でアコースティクギターを主に作っていたメーカーだったと思います。

買ったのは又々渋谷の“パコ”でした。値段はハッキリ覚えていませんが、5~7万円前後だったと思います。
スルーネックのベースで色はナチュラルでアレンビックをちょっと真似たようなベースで個人的には凄く気に入って買いました、同じタイプのギターも出ていたはずです。

B・Cリッチからアレンビックと私はスルーネック物が大好きです。一時“パコ”にスルーネックのストラトの素材だけが飾ってあって、本気で買おうと考えていたくらいです。
今でもたまにストラトのスルーネック物を見掛ける事がありますが、もの凄く欲しくなってしまう位スルーネック好きなんですよ。

そのベースはハッキリ言って、値段以上のいいベースだったと思います。
弦高も低くセッティング出来たし、音も中々のものでした。
弦はお決まりの“ロトサウンド”を使っていました。ギターに比べて値段が高いのでビックリでした。

何故ベースを買う気になったか・・・?
高校生の頃からチョッパーが大好きで、友達のベースでブイブイ練習してたんですよ。
今でもチョッパーは得意なんですよ何気に・・・。

それと、やっぱり曲をコピーする時にベースラインのコピーはコードを決定づける基本になるので、ベースでコピーした方がやり易かったんですよね。
(ベースを買ったお陰で、アレンジを頼まれた時にも随分と役にたったんですよ。)

最大の理由は、我が家に友人のベーシストのアンプが来る事になったんです。
当時最先端のベースアンプであるアコースティックです。
ジャコが使っていたタイプと同じ位の感じで、当然イコライザー付きでした。

友人はアコースティックを2台持っていて、更にウォルターウッズでライブをこなしていたので私が大型のアコースティックの置き場を提供してあげたんです。

そのアンプは3年程私の自宅に置かれていました。正直邪魔で仕方がありませんでした。
ただ買ったベースと置いてあるベースアンプでちょこちょこベースを練習したり、ベースラインをコピーしたりと結構弾いていたもんです。

ベースを弾き過ぎると指の皮がやっぱり本格的なベーシストでは無いので、ダメージをかなり受けました。
ただ握力や指のストレッチはギターよりも必要になるのでギターを弾く時に少しは役にたったのではないか・・・と思います。

自宅で弾くには充分過ぎるベースでした。

そのベースは一度も外出する事はありませんでしたが、最初の外出は友人が広い部屋に引っ越してアンプを引き取る時でした。引っ越し祝いに私がプレゼントしてしまいました。

ポリトーン・ミニブルートの話し。

ポリトーンは70年代にどちらかと言えば、ベースアンプが先に流行ったアンプでした。

アンプの話しは何度か書きましたが、所有していたアンプは全て仕事で酷使していました。
殆どは車に積みっ放しで自宅には、アンプが無かったなんて事もしばしばでした。

ジャズ・ギターを習う時に友人がポーリトーンの小型アンプを薦めてくれました。

ポリトーンはジョージ・ベンソンがあの名盤“ブリージン”のアルバムの頃から使っていて名前だけは知っていましたし、ジョー・パスもソロライブの時などに使っていたので気になってはいました。
(ベンソンはポリトーンの中でも1番大型のタイプを使っていたと思います、ツインクラスの大きさだった筈です)

私が買ったのは、中古のミニブルートでサランネットがスポンジの様な素材で出来ていました。70年代の物でした。
値段は安かったですが、状態はかなりいい方でした。これでした。

ポリトーン

コントロール関係もシンプルでノンリバーブでトレブル・ベース・ボリュームだけだったと思います。
オール・トタンジスターのアンプで超小型のアンプなので持ち運びには最高のアンプでした・・・が、1度も自宅から持ち出す事はありませんでした。

理由は簡単で、当時私が弾いていたギタースタイルには全くマッチしないアンプでした。

まず、大きさが大きさなのでまるでパワーが無いのとハイが全然出ないというか、明るい音がしませんでした。
完璧にジャズサウンドに的を絞ったアンプだったんですね。
確かに、335でも中々のジャズトーンが出たので自宅での練習用としては活躍していました。
(練習は出来ればアンプから音を出すのが1番だと・・・私の持論ですが)

一時期はポリトーンの名前は聞かなくなりましたし、使っているギタリストも居なくなった感があります。
確かに、癖の有るトーンでフルアコ系のギターとの相性は良かったんでしょうが・・・。

ベンソンも近年はなんと“ダンプル”を使っていますし、ジヨー・パスの晩年は“フェンダー”を使用していたようです。

最近になって小型のトランジスターアンプでクリーンに的を絞ったアンプがちらほら出現していますが、70年代のポリートーンを今の技術で更にいい方向に持って行った感じがして、とても気になります。

ただ、近年のハイエンド・アンプと言われるメーカーの真空管タイプのクリーントーンも中々あなどれない音がしそうです。
私は古いタイプの人間なのかギターアンプは真空管がやっぱり1番だと思います。

どちらにしてもギターの音の7割はアンプに左右されますので、この先いいアンプがあれば衝動買いしてしまいそうです。

過去のライブ体験・TOTO編

TOTO・・・70年代にはスタジオミュージシャン達が脚光を浴び始めて、当然彼らも気の合ったミュージシャン同士でバンド活動を始めて行った時代でした。

イギリスではスタジオ活動を一切止めて、ロックバンドに専念するミュージシャンは60年代からいましたよね。クラプトンやジミー・ペイジやリッチー・ブラックモアやらビッグネームもそうだったはずです。

70年代のアメリカではイギリスとは少しばかりニュアンスが違っていました。
スタジオ活動では出来ない自分達の好きなサウンドを気の合った仲間とセッションに近いノリで始めたんではないでしょうか?
ニューヨークではその筆頭が“Stuff”でしたよね。

ロスの場合ニューヨークとは少し状況が違っていましたよね・・・どちらかと言えばビッグアーティストのバックバンドがそのままバンドとしてデビューするパターンが多かった様に思います。

リンダ・ロンシュタットのバックを努めていたバンドが70年代のアメリカンロックの最高峰と言われる“イーグルス”でしたし、その後の彼女のバンドも“RO-NIN”なんてバンドでデビューしましたからね。"マクサス"もランドーがいましたよね。
“ザ・バンド”もディランのバックを長くやっていたようですし。

TOTOもボズ・スキャッグスのレコーディングやツアーでバックを努めていたバンドです。
正確に言うとツアーでは初期の頃はTOTOプラス、ギターにレス・デューディックが加わっていましたが・・・。レス・デューディックのソロアルバムでは若かりし頃のジェフ・ポーカロが参加していました。(当時のポーカロは17~18歳だったと思います)

イギリスと違ってアメリカのセッションバンドはどのバンドもセッション活動は個々に続けていました。
アメリカ人らしい・・・と言えばそれまでですが、TOTOはあそこまでビックなバンドになるとは当初は思いませんでした。

デビューアルバムとセカンドアルバムはかなり聴き込みました。
TOTOシャッフルと我々が呼んでいた跳ねる16物はだいぶ練習しました。
余談ですが、キーボードプレーヤーはTOTOが良く使うホルン系の音をトトホルン・・・とシンセにインプットしていました。

セカンドが出た直後、確か80年にTOTOが初来日したんですよね。
当然見に行きました。渋谷公会堂でした。
今時だったら武道館かドームでやると思うんですが、当時のTOTOは何故か渋谷公会堂でした。

TOTOを見るのは最初で最後でした。私個人は個々のメンバーに関して言えばセッションでのプレイの方が好きだったからです。
ちなみにルカサーのナンバー1セッションは“ウィルソン・ブラザース”のアナザー・ナイトと“ボズ”のミドルマンだったっと思います。

話しは横道にそれましたが、来日公演の事ですが全体的にあまり好印象は持っていません。
ボーカリストがやたらとはしゃぎまくっていたのと、レコードと比べると随分とラフ・・・と言うか全体があまりいいバランスで演奏が出来ていなかったと思いました。
基本的にスタジオで音作りをするバンドだと思うので、初期のライブは良くなかったんだと思います。

ルカサーも途中でアンプの調子が悪かったのか、何度かローディーが出て来てアンプの調整を一生懸命にやっていました。音が出なかった部分もあったんですよね。

ただ、ジェフ・ポーカロは大好きなドラマーだったので若い時の彼のプレイを見れたのはとても良い経験でした。

ポーカロも他界してしまい、TOTOとしてのメンバーチェンジも何回かあって当時のTOTOは音源でしか聴く事が出来ませんが、今でも頑張っているのはとても嬉しい事です。

先頃来日したみたいですが、新メンバーのベースのリー・スクラーの加入には個人的にびっくりしています。
私の印象ではユーミンの中央フリーウェイのベースプレイがフェイバリットなので、TOTOでのプレイが想像付かなかったです。

ルカサーは今も昔のままのギタープレイを突き進んでいるようで、勇気付けられます。
今の彼が弾くクリーントーンでのソロを聴いてみたいです。