ライブでのトラブルetc・・・。

私は殆どがライブを中心に活動していました。
多数の人間が関わってひとつのライブが完成する訳で、色々なトラブルや失敗も数多く経験しました。

自分のトラブルもあれば他の人のトラブルも今思い起こせば沢山あって、とても書き切れないと思いますが印象深い事を書く事にします。

ギタリストで一番多いと思われるトラブルは多分演奏中に弦が切れる事でしょう。
私はこれだけ長い事ギターを弾いて来て演奏中に弦を切ったのは一度だけです。
これはかなり稀な事だと自分でも思います。

その弦を切った一度・・・ってイントロの頭でコードを鳴らしたところ、なんと1弦が見事に切れました。
その曲はどうしてもソロの部分でフロイトローズのアーミングが必要な曲なので、パニくりました!
イントロから歌まで確か16小節だったと思います。
ナント!フロイトローズの付いたストラトの1弦を16小節で交換した事は今考えても信じられない事でした。
しかもチューニングまでしました(取りあえず1弦だけでしたが)。
見事に歌頭のアルペジオからギターが入る事が出来ました。
人間頑張れば何とかなるもんだと思ったもんです。

その他では、突然片チャンネルだけ音が出なくなったりは何回か経験しました。
そんな時はとにかくそのまま押し通しました。

一度ディレイが壊れて(コルグのディレイでした)突然ディレイが発信音を出し始めて、ディレイを外して乗り切った事もあります。
意外と無いのがアンプ関係のトラブルで、経験した事はありません。

楽器関係のトラブル以外ではやはり演奏ミス!
ギターソロを半音間違えて出たり、コードを間違えたり、ブレイクを間違えたり・・・そんな事は多くはありませんが経験しています。
正直、凹みまくります。。。

PAのトラブルは日常茶飯事と言っていいでしょう。
ステージではモニターの返りが命なんですが、モニターからの音が突然消えるなんて事はよくある事でした。

一度だけ照明がダウンした事もありました。
その時はさすがに一旦ライブは中断しました。

ボーカルのマイクトラブルも良くある事でした、その為殆どのライブでは予備が用意されていますよね。

ドラマーがシンバルを割ったりも良くありましたが、さすがプロなのでスペアは皆さん持ち歩いているので意外と大きなトラブルには至りませんでした。

ライブって一発勝負なので、バラードで良くありがちなピアノ1本にボーカル・・・とかギター1本にボーカル・・・なんて状況は本当にプレッシャーが掛かりました。
私はそういう状況で自分ではミスったと思っても何とか誤魔化して切り抜けた事もあります。
一度だけ女性ピアニストがバラードで取り返しのつかないミスをして、曲が止まってやり直した事があります。
プロとしてはあってはいけない事なんでしょうが、人間ですから仕方の無い事だとも思います。
そのピアニストはステージ後に大泣きしていました・・・。
プロとしてはそういう時には何も声を掛けないのが私達の中での暗黙の了解でした。

ライブのトラブルと言えるかどうか分かりませんが、あるミュージシャンが遅刻して(静岡でした)本番時間にも現れず、ナント2曲目から参加したって事もありました。
ギーボードの人だったので1曲目・2曲目をギターメインの曲に差し替えたくらいです。
今の時代みたいに携帯でもあれば良かったのでしょうが。

歌手の方は結構な確率で曲の進行や歌詞を間違えたりしていた事は事実です!
そんな時もバンドは進行通り演奏するのが常でした。
そうしないと曲の進行がメチャメチャになってしまいますから・・・。

他には、ギターソロの時にステージ前に出て行ってシールドが抜けた事もあります。
これ以上の恥ずかしさはチョット無かったです。
私が現役の頃は、ワイヤレスの値段も性能もまだまだの時代でしたのでシールドを使っていました。

シンセ関係のトラブルは良く経験しました。
音が出なくなるのも勿論、音色の切り替えが出来なくなる事があったりもしました。

ステージって100%の出来を目指して我々もやっていたんですが、悪い事も含めいい事も含め色々とあったんですよね。

上手く行ったステージの後の気分の良さって格別だったと今でも思い出します。



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衝動買いで買ったギター・ムーンストラト編

衝動買いで買ったギターも何本かある事は前にも書きました。
今回はムーンのストラトの話を書きます。

シェクターのコンポーネントタイプのギターが流行り出して、日本でもその手のコンポーネントギターがボチボチ出始めた頃、その草分け的だったのがムーンのギターでした。

フェンダー系のギターはネックとボディーが取り外しが出来るので、コンポーネントギターの素材としてはストラトやテレキャス型が殆どでした。
大昔にクラプトンがサンバーストのテレキャスにストラトのネックを付けたのを使っていましたが、やたらと格好良かったですよね。

ムーンのギターは基本的にはシェクターのコピーみたいな感じで私としてはあまり興味が無かったんですよ。
ただ友人でもチラホラ使っている人が居て、気にはなっていました。

買ったのは楽器店では無く、友人ギタリストからでした。早い話が中古だった訳ですが、一応プロギタリストが使っていたギターなので満足のいく状態でした。
その友人も別のギターを買うとの事で私に話しが回って来たんです。
10分位の商談(?)で買ってしまいました。
当時は気に入りさえすれば買ってしまう悪い癖があったので、あまり必要では無かったですが値段も手頃だったので買う事にしました。

こげ茶のストラトで、パーツはゴールドパーツに黒ピックガード、ピックアップがシェクターの物でした。
トレモロはごく普通のタイプでした。

作りのとても良いギターでボディーも軽くてハーフトーンなんかはかなりいい音がしました。
ただ残念な事にエフェクトのノリがイマイチで、生音がかなりいけるのにとても残念でした。
そんな訳でピックアップの交換をする事にしました。
EMGも考えたんですが、既にEMG付きのストラトを持っていたので別のピックアップを付ける事にしました。

セレクトしたのは“アレンビック”のピックアップでした。ちょっと値段的にEMGより高く付いてしまいました。
交換をお願いしたのは“松下工房”でした。

アレンビックはEMGに比べると出力は大分落ちますが、特性がとてもフラットでムーンのストラトとはとても相性が良かったと思います。
ボディーが軽かったのが原因かと思いますが、アレンビックとの組み合わせでリズムカッティングはかなりのいい音がしました。
逆に歪ませると音痩せがチョット気になるギターになってしまい、当時の私にとってはオールマイティーに使える感じでは無かったんですよね。

それぞれギターには特色があるのは当たり前ですよね。
ムーンのストラトも決して悪いギターでは無かったです。
ビンテージと当時のストラトの丁度中間くらいの音色だったと思います。今思えばとても使い勝手のあるギターでした・・・。

ストラトとアレンビックのピックアップは中々いい相性だと思います。
今ではもうアレンビックのアッセンブリーはあまり見掛けませんが、まだ売っているとしたら嬉しい限りです。

そのストラトも現役引退の時に処分してしまいました。
チョット惜しいストラトだったかもしれません。

チューニング・メーターの話し。

私が中校生の頃はどうやってギターのチューニングをしていたか・・・と言うと、家にあったピアノに頼っていた事が殆どでした。少しチューニングが狂うとレコードに合わせていたりもしました。

中学生の時はそんな感じで何とかかんとか耳でチューニングしていました。
高校生になっても引き続きピアノとかに合わせてチューニングしていました。

高校生の時に聴いた“マイケル・フランクス”のスリーピング・ジプシーの中ジャケットだったと思いますが、レコーディングメンバーが紹介されているんですがクルセイダースの面々が写真で紹介されていました。
一番印象に残っている写真は、カールトンがシングルコイルのゴールドトップ・レスポールを持っている写真で、確かヘッドフォンをしていたと記憶しています。

カールトンの傍に変な箱が立っていたんですよ。それがチューニング・メーターだと後で知りました。

当時チューニング・メーターと言えば“コルグ”から出ていた本当に針が動くメーター式の物でした。
カールトンの写真も“コルグ”だったと後で分かりました。

私も18歳になってチューニング・メーターを買う事になります。
当然選択肢は無くて、“コルグ”のを買う事になります。

当時結構いい値段でした。2万円は超えていたと思います。今のご時世、4~5千円も出せばチューナーが買えるとはとてもいい時代です。
シールドを通さなくてもヘッドに取り付けるだけでチューニングが出来るチューナーまで登場しています。
私個人は少し古いタイプの人間なのか、ヘッドに取り付けるタイプは少々ためらってしまいます。

チューナーを買ってびっくりしました。やはり人間の耳では聞き分けられない所まで正確に表示してくれるので、チューニングの時間が劇的に短くなりました。

後はギターの弱点であるオクターブ調整が完璧に出来る様になった事です。それまでは耳だけに頼っていたので低音弦が調整し兼ねていた・・・と言うか弦のバラつきで生じる狂いは面倒臭くてやっていませんでした。

それとその時代からレコーディングされた音源のチューニングが正確なA音の440Hzから少し高めの442Hz位で演奏される事が多くなっていました。
現実に現場でもチューナーを使ってピアノのピッチを測ると、たいがい440Hz以上に調律されているピアノが殆どでした。
確かに音抜けの面でそういった風潮があったんでしょうね。

私が現場に行くと必ず最初にやる事は、ピアノのピッチをチューナーで測る事でした。

“コルグ”のチューナーは良く壊れました。今のような進んだハイテク・チューナーでは無くて、振動や衝撃にとても弱くて3回程故障して、その度に“コルグ”に持ち込んで修理してもらっていました。
その1台は随分長い付き合いで、4年程はお世話になっていました。

とても壊れ易かったので飛行機の移動では決して荷物に預けられなくて、手荷物として持ち込んでいました。
100%手荷物チェックで引っ掛かりました。警備の人に説明するのにとても時間が掛かったのを覚えています。確かに音楽に興味の無い人から見れば怪しい機械だったとは思います。

チューナーだけは何故かずっと“コルグ”を使い続けています。
ギターを再開した時も迷わず“コルグ”を手に取ってしまいました。

チューナーが登場して以来、確かにチューニングが飛躍的に楽になりました。
しかし中学生の時に一生懸命耳でチューニングしていたのは何かその後に役に立ったのではないかと思います。

今もギターを練習する前には正確にチューニングを合わせないと気が済まないのは習慣としか言えません。